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イスラエル軍の空爆によりガザでパレスチナ人12人が死亡、ポリオ予防接種が再開される

2024年9月5日、ハーン・ユーニスの国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校で、ポリオの予防接種を受けた子ども。(AFP=時事)
2024年9月5日、ハーン・ユーニスの国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校で、ポリオの予防接種を受けた子ども。(AFP=時事)
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06 Sep 2024 11:09:15 GMT9
06 Sep 2024 11:09:15 GMT9

カイロ:イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区全域で少なくとも12人のパレスチナ人が死亡した。

ガザ地区に8つある難民キャンプのひとつヌセイラットでは、イスラエル軍の攻撃により女性2人と子ども2人が死亡した。

一方、イスラエル軍は、住民が戦車が1週間以上活動していると語ったガザ・シティ郊外のゼイトゥーン、ハーン・ユーニス東部、エジプトとの国境に近いラファでハマス率いる戦闘員と戦った。

戦争が始まって11ヶ月、外交は紛争を終結させ、ガザに拘束されているイスラエル人や外国人の人質、イスラエルに収監されている多くのパレスチナ人の解放をもたらす停戦協定を締結することは今のところできていない。

両陣営は、カタール、エジプト、米国を含む仲介者の努力の失敗を互いに非難し続けた。米国は、相違点を解消するための新たな停戦案を提示する準備を進めているが、双方の溝は依然として大きく、打開の見込みは依然として薄い。

木曜日、アントニー・ブリンケン米国務長官は、ガザ停戦合意に達するためには、イスラエルとパレスチナのイスラム主義組織ハマスの双方が、残された問題についてイエスと答えることが不可欠だと述べた。

ガザ停戦合意の90%近くは合意されているが、エジプトと国境を接するガザ地区南端のいわゆるフィラデルフィア回廊の問題など、隔たりがある重要な問題が残っている、とブリンケン氏は記者会見で述べた。イスラエルは回廊から離脱しないと言い、ハマスも離脱しない限り合意は不可能だと言っている。

一方、ハーン・ユーニスの住民やラファから避難してきた家族は、ポリオワクチンを接種するために子供を連れて医療施設に押し寄せた。このキャンペーンは、半身不随の1歳児が発見されたことを受けて開始された。

ポリオ・キャンペーン、ガザ北部に移動

これは、世界で最も人口密度の高い場所のひとつであるガザで、25年ぶりに確認されたポリオの症例である。ガザの医療システムが事実上崩壊し、多くの病院が戦争によって機能停止に陥っている中で、ポリオが再び発生したのである。

国連パレスチナ難民救済機関UNRWAによると、イスラエルとハマスが戦闘の一時停止に合意したことを受け、医療スタッフが第2段階のキャンペーンを開始した木曜日、ガザ南部では少なくとも16万人の子どもたちが点滴を受けた。

「UNRWAとパートナーは、9月1日以来、ガザ中・南部地域で約35万5000人の子どもたちにポリオの予防接種を行いました」

「今後数日間で、私たちはこの重要なワクチンを10歳未満の子どもたち約64万人に接種することを目標に、ポリオ予防接種キャンペーンを展開し続けます」とUNRWAは付け加えた。

このキャンペーンは、日曜日には、過去11ヶ月間イスラエル軍の大規模な攻撃の焦点となっているガザ地区北部に移動する予定である。世界保健機関(WHO)によれば、2回目のワクチン接種は1回目の接種から4週間後に行われる。

何十年も続くイスラエルとパレスチナの紛争における最新の流血事件は、10月7日、パレスチナのイスラム主義組織ハマスがイスラエルを攻撃し、イスラエルの集計によれば、1200人が死亡、約250人の人質が奪われたことに端を発する。

イスラエルはその後、ハマスが統治する飛び地に対する攻撃で、地元保健省によれば40,800人以上のパレスチナ人を殺害し、また人口230万人のほぼ全住民を避難させ、飢餓の危機を引き起こし、イスラエルが否定している世界法廷での大量虐殺の申し立てにつながっている。

ロイター

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