
ガザ地区:パレスチナの医療当局によると、ガザ地区中央部に避難していた人々が避難していた学校をイスラエルが空爆し、少なくとも17人が死亡した。そのほとんどが女性と子供であった。
被害者を受け入れたAwda病院によると、ヌセイラット難民キャンプの建物への攻撃で、さらに42人が負傷した。死亡者の中には、11ヶ月の幼児7人、女性3人が含まれている。
イスラエル軍からの即時のコメントはなかった。
イスラエルはここ数か月間、避難民の集まる学校を数回空爆しており、民間人に紛れて身を潜めるハマス武装勢力を正確に標的としていると主張している。こうした空爆では、女性や子供が犠牲になることが多い。
一方、アントニー・ブリンケン国務長官は、パレスチナ人へのさらなる1億3500万ドルの支援を発表し、ガザ地区への支援が不可欠であると述べた。
ブリンケン氏は木曜日、カタールで、ガザ地区での戦争勃発以来11回目の同地域訪問について講演した。米国はイスラエルに対し、戦争で荒廃したパレスチナ自治区へのさらなる支援を許可するよう強く求めている。
この戦争は、2023年10月7日にハマス率いる武装勢力がイスラエル南部に侵攻したことで始まり、民間人が中心の約1,200人が死亡し、さらに250人が拉致された。 約100人の人質が依然としてガザ地区内に留まっているが、そのうち3分の1は死亡したとみられている。
イスラエルの報復攻撃により、ガザ保健省によると、4万2000人以上のパレスチナ人が死亡した。同省は戦闘員が何人いたかは明らかにしていないが、女性と子供が死者の半数以上を占めていると述べている。イスラエル軍は、証拠を提示することなく、1万7000人以上の戦闘員を殺害したと発表している。
この戦争により、230万人のガザ地区人口の約90%が、何度も避難を余儀なくされている。多くの地域で、近隣全体が瓦礫と化し、数十万人の人々が海岸沿いのテント村に詰め込まれている。
米国、エジプト、カタールが仲介した数か月にわたる停戦交渉は、夏に暗礁に乗り上げた。一方、イスラエルは、ヒズボラ武装集団との戦闘がほぼ1年続いた後、3週間以上前にレバノンへの地上侵攻を開始した。
米国は、イスラエル軍が先週ガザ地区でハマスの最高幹部ヤヒヤ・シンワルを殺害したことを受け、交渉を再開することを望んでいるが、双方とも要求を譲歩する兆しは見せていない。
AP通信