
エルサレム:イスラエルと世界保健機関(WHO)は、患者とその介護者あわせて200人以上のガザ地区住民が水曜日に医療ケアを受けるためにアラブ首長国連邦またはルーマニアに避難したと発表した。
WHOと、パレスチナ自治区の民事を担当するイスラエル国防省の機関であるCOGATによると、その数は合計で230人ほどである。
「これは、ここ数か月の間、ケレム・シャロム検問所から出国した患者と介護者の最大数である」とCOGATは声明で述べた。
この作戦はアラブ首長国連邦、欧州連合、WHOとの協力のもとで実施されたと付け加えた。
WHOは「患者の中には自己免疫疾患、血液疾患、癌、腎臓疾患、外傷を患う人も含まれていた」と述べた。
患者たちはガザ地区からケレム・シャロム検問所を経由してイスラエルに移送され、その後イスラエル南部のエイラット近郊にあるラモン空港に移送された。
WHOのパレスチナ自治区代表であるリック・ピーパークォーン氏は火曜日、避難リストに載っている人々は、医療上の理由で避難を待っているガザ地区の最大1万4000人のうちの何人かであると述べていた。
AFP通信がイスラエル政府の公式発表をまとめたところによると、2023年10月7日のハマスによるイスラエルへの攻撃により、主に民間人1,206人が死亡した。
イスラエルの報復攻撃により、ガザ地区では43,391人が死亡しており、その大半は民間人である。これは、国連が信頼できるとみなしているガザ保健省の数字によるものである。
また、同省は、戦争開始以来、ガザ地区で102,347人が負傷したと報告している。
ピープコーン氏は火曜日、戦争が始まって以来、5,000人未満の人々に医療避難が許可されたと述べた。
AFP