パレスチナ自治区ガザ市: 世界保健機関(WHO)は火曜日、戦火に見舞われたガザ北部の病院が部分的にしか稼動していないことに深刻な懸念を表明した。
「私たちは非常に心配している」WHOのマーガレット・ハリス報道官は、ジュネーブで記者団に語った。
彼女は、イスラエル軍が先月ハマスと他のパレスチナ武装勢力に対して攻撃を開始したベイトラヒアのカマル・アドワン病院を「特に懸念している」と述べた。
カマル・アドワン病院のホッサム・アブ・サフィエ院長はAFPの電話取材に 「ガザ北部の状況は極度の大惨事です」「医療物資と人員が不足しているため、患者を失い始めている」と語った。
アブ・サフィエ院長は、自分の病院が「占領軍に何度も狙われており、最近では月曜日に狙われた」と付け加えた。
「多くの子供や老人が栄養失調で苦しんでいる」
「イスラエルはガザ地区北部への食糧、水、医療スタッフ、物資の搬入を妨害している」と非難した。
WHOのハリス氏は、11月8日から16日の間に、「我々が立ち上げようとしていた4つのWHOミッションが拒否された」という。
「食料も飲料水も医薬品も不足しています。せいぜい2週間分しかありません」と彼女は語った。
COGAT(イスラエル国防省のパレスチナ自治区における民事問題担当機関)は火曜日に発表された声明で 「COGAT主導の医療分野における人道的努力は続いている」と述べている。
月曜日には、イスラエルの軍事作戦が行われている地域外のガザ市のアル・サハバ病院に「1000単位の血液が移送された」という。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は火曜日、ガザ北部の状況に関する最新情報の中で、「医薬品、燃料、血液ユニットの深刻な不足の中、カマル・アドワン病院、アル・アワダ病院、インドネシア病院へのアクセスは依然として厳しく制限されている」と述べた。
AFP