カイロ:イスラエル軍の空爆により、ガザでは日曜日、少なくとも15人のパレスチナ人が死亡した。
ガザ中心部のヌセイラット・キャンプでは、イスラエル軍の空爆により民家で6人が死亡し、ガザ・シティの民家では別の攻撃により3人が死亡した。
ガザ地区南部のハーン・ユーニスでは、テントの野営地にミサイルが命中し、子ども2人が死亡、エジプトとの国境に近いラファでは空爆で4人が死亡したと、医療関係者がロイターに語った。
住民によると、イスラエル軍が今年10月から活動しているガザ北部のジャバリア、ベイトラヒヤ、ベイトハヌーン地域では、軍が家屋群を爆破したという。
パレスチナ人によれば、イスラエルによるガザ北端での作戦は、緩衝地帯を作るための強制避難と砲撃によって人々を排除する計画の一部であり、軍はこの主張を否定している。
軍は、ガザでの戦争が始まってからほぼ14ヶ月、ハマス武装勢力の再編成を阻止するために戦っており、そこで数百人のハマス武装勢力を殺害したと述べている。ハマスの武装組織によれば、新たな作戦が始まって以来、対戦車ロケット弾や迫撃砲による攻撃、爆発物による待ち伏せ攻撃で多くのイスラエル軍を殺害してきたという。
囚人と会談
日曜日に囚人擁護団体が発表したところによると、ガザで拘束されていたパレスチナ人2人がイスラエルに拘束されたまま死亡した。
この2人の名前は、モハマド・イドリス氏とムアト・レイヤン氏で、ともに30代である。
イスラエル監獄局は、これらの事件は管轄外であり、収容所を運営する軍からのコメントは即座に得られなかったと述べた。
イスラエルは、拘置所や収容所で被拘禁者が虐待や拷問を受けているというパレスチナ人や国際人権団体の告発を否定している。
一方、ハマスの指導者たちはカイロでエジプトの治安当局者と会談し、パレスチナ人囚人と引き換えに人質の解放を確保できるようなイスラエルとの取引を成立させる方法を探った。
今回の訪問は、米国が水曜日にカタール、エジプト、トルコと協力してガザ停戦交渉の努力を復活させると発表して以来のことだった。
ハマスが戦争を終結させる合意を求めている一方で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ハマスが根絶されて初めて戦争が終結すると述べている。
イスラエルによるガザでの軍事作戦によって、44,300人以上が死亡し、ガザの人口のほぼ全員が避難したとガザ当局は述べている。ガザの広大な地域は廃墟と化している。
イスラエル当局によれば、ハマス率いる武装勢力が2023年10月7日にイスラエル南部のコミュニティを攻撃し、約1,200人を殺害、250人以上の人質を拉致したときの紛争である。
ロイター