
ベイルート: ヒズボラのナイム・カセム指導者は木曜日、同派とその支援者であるイランがイスラエルとの戦争で避難民となったレバノン人にこれまでに7700万ドルを割り当てたと述べ、今後もさらに多くの資金を提供すると語った。
「11月、ヒズボラは、イラン国民とヒズボラからの贈り物として、援助に登録した23万3000世帯以上の家族に300ドルから400ドルの金銭を贈ることを決定した」
「合計5,700万ドルが支払われ、登録者の約75%にあたる17万2,000世帯がカバーされた」
カセム氏は「寛大な支援」に対してイランに感謝し、避難所と復興に対するヒズボラのコミットメントを強調した。
イスラエルは、ヒズボラが2023年10月7日にイスラエル南部を攻撃した後、盟友ハマス支援のために始めた国境を越えた1年近い交流の後、9月下旬にレバノン南部での作戦を強化した。
世界銀行は先月発表した報告書の中で、2023年10月8日から2024年10月27日までの被害額の見積もりを示し、「紛争は51億ドルの経済的損失をもたらした」とし、物理的構造物への被害はそれに加えて「少なくとも34億ドル」に上ると述べた。
また、「推定99,209戸の住宅が損壊」しており、主にイスラエルとの国境に近い南部で、被害総額は28億ドルにのぼるという。
破損・破壊された家屋の81%は、ティール、ナバティエ、シドン、ビント・ジュベイル、マルジャユーンの南部地区にあるという。
カセム氏によると、ベイルートとその南部近郊の「家が完全に破壊され、戻ることができないすべての人々」に対して、すでに用意されている7700万ドルに加え、ヒズボラは家賃と家具を賄うために「1年間で1万4000ドル」を支払うという。
その他の地域に住む人々には、同じ目的で12,000ドルが支給される。
「この金額のほとんどは、イスラム共和国(イラン)がシェルターのために現金で提供するものである」カセム氏は、「兄弟国であるアラブ諸国と友好国が復興に貢献するよう」呼びかけた。
2006年にヒズボラとイスラエルが戦争した後、カタールを中心とする湾岸諸国が復興を支援し、イランは橋や道路の再建、サービスセンターの設立を支援した。
AFP