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リヤド：サウジアラビアは、ビジョン2030で定められた目標に従って経済の多様化を着実に進めており、財政および構造における改革を続けていく方針だと同国財務相が語った。

サウジアラビアのモハメド・アルジャダーン財務相は、この意欲的な計画を継続的に実施していくことが、同国の経済成長を促進し、財政の持続可能性を維持するために必要であると述べた。

そして、この政府プログラムは、財務省が発表した来年度予算に向けての方針に沿って、有望な経済セクターの開発、投資誘致の拡大、産業の成長促進、現地調達率の増加、石油以外の輸出推進などをサポートしていくと付け加えた。

財務省は来年度予算に向けた方針の中で、「サウジアラビアは、社会保護プログラムの支援を継続し、財政持続可能性プログラムの目標に向かって継続的に進んでいることを示している」と述べた。

また、「これらの目標は、国内総生産の成長、投資の誘致、地域経済の刺激に貢献する主要なプログラム、プロジェクト、部門別および地域別戦略の実施を加速するべく、積極的な支出を行うことで達成された」とした。

アルジャダーン財務相によれば、新型コロナウイルスの蔓延や地政学的な緊張の高まりなど、世界が様々な理由で経済的な逆風に直面していた過去数年間、サウジアラビアは強靭な財政を維持していたという。

さらに、同国は多額の政府準備金を用意し、公的債務が持続可能な水準に抑えられているため、将来起こりうるどんな危機にも対応できると語った。

また、サウジアラビア政府は追加支出を迅速に行うため、中期的なスパンでの管理がしやすく、プロジェクトや戦略の実施期間を伸ばすことができると指摘した。

そして、サウジアラビアは経済改革プログラムを推し進めている最中であり、同国の政府系ファンドが極めて重要な役割を担っていると付け加えた。

パブリック・インベストメント・ファンド（PIF）は、様々な戦略部門に投資することで、経済を多様化するこの取り組みをリードしてきた。

年次報告書によれば、同ファンドは現在、2兆2,300億サウジアラビア・リヤル（5,950億ドル）の資産を保有している。

これまで70社の設立に関与し、そのうちの25社は、サウジ・コーヒー社やハラル・プロダクツ・デベロップメント社などを含め2022年に設立された。

PIFの年次報告書は、これらの企業が2022年に181,000人を雇用したと説明している。