ダマスカス: シリア軍は土曜日、戦争監視団が政府軍が2011年の蜂起の発祥地であるダラア県の大部分を制圧したと報告した後、南部の2県で再配置を行っていると発表した。
「ダラアとスワイダで活動しているわが軍は、テロリストが軍の検問所を攻撃したため、再配置を行い、その方面に……セキュリティコードを確立している」と、国営メディアが伝えた声明の中で陸軍総司令部は述べた。
金曜日の夕方、シリア人権監視団は、地元派閥が同名の都市を含むダラアの90%以上を掌握したと発表した。
隣接するスワイダでは、英国に拠点を置く同監視団と地元メディアは、地元の戦闘員がいくつかの検問所を制圧したため、知事、警察署長、刑務所署長、地元の与党バース党党首が事務所を去ったと伝えた。
先週、主要都市アレッポとハマを奪取するという驚異的な攻勢を開始した武装勢力が、ホムス近郊で部隊と戦っている。
スワイダはシリアの少数民族ドルーズ派の中心地で、1年以上反政府デモが続いている。
一方、ダラア県は2011年のアサド政権に対する蜂起の発祥地だが、アサドの盟友ロシアが仲介した停戦協定により、2018年に政府の支配下に戻った。
2018年の協定を受け入れた元民兵は、軽火器を保持している。
ダラア州では近年、襲撃や武力衝突、暗殺が頻発し、一部はダーイシュ・グループが主張している。
AFP