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アラブ連合軍のイエメン停戦延長、歓迎される

世界遺産登録地の一つであるサヌアの歴史地区。(AFP)
世界遺産登録地の一つであるサヌアの歴史地区。(AFP)
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25 Apr 2020 04:04:27 GMT9
25 Apr 2020 04:04:27 GMT9

Saeed Al-Batati

ムカッラー:イエメン軍と連合軍は、サウジ主導の連合軍がイエメンでの停戦の延長を発表したことを歓迎し、イエメンの医療従事者が国内で新型コロナウイルスの感染拡大と闘えるようにするために、イランが支援するフーシ派に現地で停戦するよう求めた。

Abdul Basit Al-Baher大佐は、南部の都市タイズのイエメン軍のスポークスマンだが、停戦が始まってから、軍隊は、フーシ派が支配する地域への攻撃を停止していると述べた。

「私たちは、サウジ主導の連合軍における私たちの兄弟による停戦を歓迎し、それを実行することに尽力することを発表しました」とAl-Baher氏は24日、アラブニュースに語り、政府軍はフーシ派の攻撃から自分たちの陣地を守っているということを付け加えた。

「私たちは挑発された場合にのみ応戦します。国軍は停戦に応じ、戦場での軍備拡張を停止しました」と同氏は述べた。

今月初め、サウジアラビアが主導する最初の停戦が発表され、イエメンのアブド・ラッボ・マンスール・ハーディ大統領は軍隊に攻撃を停止するよう迅速に指示した。

空爆の停止に触発され、停戦に同意していないフーシ派は、ジャウフ、マーリブ、アルバヤド、その他の紛争地域の政府軍に攻撃を仕掛けたとイエメン軍司令官らは述べた。

北部のジャウフ州では、停戦中にフーシ派に占領された軍事基地を解放するためにイエメン軍は反攻を余儀なくされた。

イエメン軍の参謀長Sagheer bin Aziz中将は23日、フーシ派による砲撃で破壊された、マーリブの間に合わせの野戦病院を視察し、ここ2週間で政府と民間の標的への攻撃をエスカレートさせているフーシ派民兵を強く非難し、領土獲得を目指すフーシ派の計略を阻止すると誓った。

同氏はまた、イランが、和平計画を混乱させるためにフーシ派を支援していると非難した。

「イランは、フーシ派民兵を使ってイエメンを破壊しています」とbin Aziz氏が述べたと地元メディアは報道している。

国連がイエメンでの停戦を求めているにもかかわらず、今月初めから政府軍とフーシ派から数百人の死傷者が出ていると地元の軍司令官とマスコミは伝えている。

今週、イエメン軍とフーシ派は、アビアンのムカイラスの山岳地帯で戦闘を行っており、軍は新しい兵士と装備で陣地を強化した。

24日、イエメンのニュースサイト、Aden Al-Ghadの報道によると、ムカイラスのAl-Amajed旅団の司令官、Brigt.Saleh Al-Shajjeri氏は、同氏の部隊がフーシ派との激しい衝突の後、現地で前進したと述べ、同氏の兵士6人が戦闘で死傷したと付け加えた。

マリーブのMajzarでは、政府派が、逃亡中のフーシ派から押収された武器や弾薬を見せている映像を国営メディアが放送した。

ジャーナリストの解放

23日、フーシ派民兵が、2015年から拘禁されているイエメンのジャーナリスト、Salah Al-Kaedi氏を解放したと、そのジャーナリストの兄弟がアラブニュースに語った。

イエメンのMummar Al-Aryani情報大臣は、解放されたジャーナリストと他の被拘禁者は拷問を受けたと述べた。

「仲間のジャーナリストやメディアの専門家に、崇高な努力を続け、(フーシ派)民兵に残りの被拘禁者を釈放するよう圧力を掛けることを求めます」と同氏はツイッターに書いた。

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