
イスタンブール:トルコの救助隊は、シリアの悪名高いセイドナヤ刑務所での生存者の捜索を終了した。
ダマスカスのすぐ北に位置するこの刑務所は、12月8日にイスラム主導の反体制派によって追放されたバッシャール・アサド大統領のもとで、人権侵害の象徴となった。
トルコの災害救援機関AFADのディレクター、オーケイ・メミス氏によれば、120人のチームによる捜索はシリアの新当局の要請で行われた。
「建物全体がスキャナーで捜索・分析されたが、生存者は発見されなかった」とメミス氏は現地で記者団に語った。
超法規的処刑、拷問、強制失踪の現場であった複合施設内に収容されていた囚人たちは、先週初めにイスラム主導の反乱軍によって解放された。
しかし、この複合施設は地下数階まで続いていると考えられており、未発見の隠し独房にもっと多くの囚人が収容されているのではないかという疑惑を煽っている。
しかし、セイドナヤ刑務所被拘禁者・行方不明者協会(ADMSP)は、隠し独房に関する噂は根拠のないものだと考えている。
シリアのホワイト・ヘルメット救急隊員によって、刑務所内は徹底的に捜索されたが、これ以上の囚人は発見できなかったとして、火曜日には活動を終了した。
シリア人権監視団によると、シリア内戦が勃発した2011年以降、シリアの刑務所や拘置所で10万人以上が死亡している。
AFP