
ニューヨーク:国連事務総長は木曜日、イエメンのフーシ派武装勢力とイスラエル間の敵対行為の「エスカレーション」を非難し、サヌア空港への攻撃を「特に憂慮すべき」と述べた。
「事務総長はイエメンとイスラエルの間のエスカレートを非難する。本日イスラエルがサヌア国際空港、紅海の港、イエメンの発電所に対して行った空爆は特に憂慮すべきものである」と、アントニオ・グテーレス国連事務総長の報道官は声明で述べた。
イスラエルの空爆は木曜日にサヌア国際空港とイエメンの他の目標を攻撃し、フーシ派のメディアは6人の死者が出たと伝えた。
この攻撃は、フーシ派がイスラエルにミサイルと無人機2機を発射した翌日に発生した。
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長は、ソーシャルメディア上で、空爆時に空港にいたと述べた。国連は、航空乗務員の1人が負傷したと発表した。
国連は、空港への空爆による死者は3人、「負傷者は数十人」と発表した。
グテーレス国連事務総長は、人口の80%が援助に依存しているイエメンにおいて、交通インフラへの空爆が人道的支援活動に及ぼす脅威について、特に強い懸念を示した。
「事務総長は、この地域におけるさらなるエスカレートのリスクについて引き続き深く懸念しており、すべての当事者に対して、すべての軍事行動を停止し、最大限の自制を行うよう改めて呼びかけます」と述べた。
「また、何百万人もの人々が救命支援を必要としているこの時期に、紅海の港やサヌア空港への空爆は、人道的活動に深刻なリスクをもたらす」と警告した。
国連事務総長は、フーシ派民兵組織を非難し、「紅海およびその周辺地域において、1年間にわたってエスカレートする行動を繰り返し、市民、地域の安定、海上航行の自由を脅かしている」と述べた。
フーシ派は、イスラエルに対抗するイランの同盟「抵抗の軸」の一員である。
AFP