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三菱造船、商船三井との「アンモニアFSRU」コンセプトスタディーを完了

(MHI)
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03 Feb 2022 10:02:33 GMT9
03 Feb 2022 10:02:33 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:三菱重工業(MHI)グループの三菱造船株式会社は、商船三井(MOL)と実施していた「浮体式アンモニアの貯蔵再ガス化設備(FSRU: Ammonia Floating Storage and Regasification Unit)に関するコンセプトスタディーを完了した。これは脱炭素エネルギーとしてのアンモニアの活用促進を目的としている。

アンモニアFSRUは、産地から液体として輸送されたアンモニアを洋上で受け入れて貯蔵し、需要に応じてアンモニアを温めて再ガス化、陸上のパイプラインへ送出できる洋上浮体設備。

陸上に建設するアンモニア貯留基地に比べ、低コストかつ短期間に導入可能で、脱炭素化に向けたアンモニアの活用に向けて世界的な関心が高まる中、浮体式のアンモニアFSRUを活用することで、燃料アンモニアの早期の安定供給に寄与することが期待される。

このコンセプトスタディーにおいて三菱造船は、ガスや液体といったアンモニアの供給状態やタンクサイズ、再ガス化方式の違いなど条件が異なる複数ケースのFSRUについて仕様検討を実施。FSRUで必要となる電力を将来的にアンモニア燃料で賄うことも視野に入れた検討も行った。

アンモニアは現在、主に肥料の原料として使われている。燃焼時に二酸化炭素を排出しない次世代クリーンエネルギーとして、今後需要が増える見通しだ。

 

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