
ダマスカス:シリアの情報機関の新トップは土曜日、追放された独裁者バッシャール・アサドの支配下で恐れられていた機関を解体する計画を発表した。
「治安組織は、すべてのサービスを解体し、国民を尊重する形で再編成した後に改革される」アナス・カタブ氏は、12月初旬にアサド政権を打倒したシリアの新指導部によって任命されてから2日後に発表した。
サナ通信が伝えた声明の中で、彼は「腐敗の種をまき、国民に拷問を加えたさまざまな治安組織を通じて、旧体制の抑圧と専制のもとでのシリア人の苦しみ」を強調した。
アサド政権崩壊後、退陣した政権の幹部や諜報員が逃亡したため、刑務所は空になった。
これらの施設のほとんどは現在、ダマスカスで権力を掌握した連合軍を率いたイスラム主義グループ、ハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)の戦闘員によって守られている。
50万人以上の死者を出した13年間の壊滅的な内戦の間に行方不明になった親戚や友人の痕跡を見つけたいと、多くのシリア人がかつての拘置所に殺到している。
「旧体制の治安部隊は多種多様で、名前も所属も異なるが、50年以上にわたって抑圧された国民に押し付けられてきたという点では共通している」とカタブ氏は続けた。
シリア人権監視団(SOHR)によると、紛争中、シリアの刑務所や拘置所で10万人以上が死亡したという。
木曜日には、旧政権下で軍事裁判を仕切っていた将軍が、悪名高いセイドナヤ刑務所に収容されていた数千人に死刑判決を下した責任者として、シリア西部で逮捕された。
ヨーロッパでは、拷問やその他の虐待で告発された数人の元シリア情報機関幹部が、2022年以降有罪判決を受け収監されている。
AFP