
アラブニュース
ドバイ:世界銀行はCOVID-19アウトブレイクによるヨルダンの健康被害への対応を助けるため2000万ドルのプロジェクトを承認したと国営通信社ペトラが報じた。
この新たなCOVID-19緊急対応プロジェクトは、パンデミックによる脅威の予防、検出、対応のための保健省の取り組みを支援するものとなる。
この緊急支援パッケージは、パンデミックに対する途上国の対応を強化するために今月初めに世界銀行の執行役員たちによって承認された60億ドル規模のCOVID-19戦略的準備・対応プログラムに該当する。
「パンデミックは影響が保健セクターを超えて拡大し、経済減速と弱い成長見通しを引き起こし、ヨルダンはその影響を受けています」と、世界銀行マシュレク地域ディレクターのサロジ・クマール・ジャは述べた。
同ディレクターは、ヨルダンがコロナウイルスによる健康危機に対処する能力を支援することは、過去20年間に達成した健康上アウトカムの大幅な改善の後退を防ぐために極めて重要であると語った。
「ヨルダンはCOVID-19の拡大を封じ込め緩和するための早期かつ厳格な措置を講じた、世界一でないとしても地域で最も早く対応した国の一つでした」と、ヨルダンのウィッサム・ラバディ計画・国際協力大臣は述べた。
ラバディは、ヨルダンは、国内の患者数が減少していても、国が厳格な措置を緩和し始める中アウトブレイクを適切に封じ込め、新たな患者数の急増を防ぐための取り組みを続けるうえで支援を必要とすると付け加えた。
このプロジェクトでは今後2年間で感染者検出、検査、記録、報告とともに接触者追跡、リスク評価、臨床ケア管理を強化するための支援を提供する。
WHOと共に立案されたこの計画は、いくつかのアウトブレークシナリオによる財務要件を特定するために定期的に更新される。