
カイロ:イエメンのイラン系フーシ派指導者アブドルマリク・アル・フーシ氏は24日、ガザでの15ヶ月に及ぶ戦争の終結を目指したイスラエルとハマスの停戦合意の履行を監視し、それが破られた場合は攻撃を継続すると述べた。
フーシ派は、パレスチナとの連帯を示すため、ほぼ毎週のようにイエメン近海で弾道ミサイルや無人偵察機を使って船舶を標的にしていたが、紛争が終結すればこれらの作戦を中止すると以前から述べていた。
2023年11月に始まったこの攻撃は国際貿易を混乱させ、一部の船舶はスエズ運河ではなくアフリカ南部を回る長い航路を取らざるを得なくなり、保険料、配送コスト、時間の上昇を招き、世界的なインフレの新たな懸念をかき立てた。
フーシ派は2014年後半に政権を奪取して以来、首都サヌアを含むイエメンの大部分を支配しており、これまでに2隻の船舶を沈没させ、もう1隻を奪取し、少なくとも4人の船員を殺害した。
武装集団はまた、北に数百キロ離れたイスラエルに向けてミサイルや無人偵察機を発射した。イスラエルは、先週イスラエル軍機が2つの港と発電所を空爆したのを含め、何度かフーシ派地域を攻撃することで対抗した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は先月、イスラエルはフーシ派に対する作戦の始まりに過ぎないと述べた。
アメリカはイギリスとともに2023年12月、紅海の通商を守るための多国籍作戦を開始し、武器貯蔵施設を標的としたフーシ派の拠点への空爆を繰り返してきた。
EUはその後2月、フーシ派の攻撃の激化を抑止し、重要な海上貿易ルートを守るため、「アスピデス」と呼ばれる独自の紅海作戦を開始した。
フーシ派は、ハマス、レバノンのヒズボラ、イラクのシーア派武装グループも含む「抵抗の枢軸」として知られる、イランの反イスラエル・反欧米の地域民兵同盟の最新の構成要素である。
イスラエルはハマスとレバノンのヒズボラに深刻な打撃を与え、そのトップリーダーを殺害し、兵器を削減した。その余波で、数十年にわたるシリアのバッシャール・アサド政権も倒された。
ロイター