
ロンドン:イスラエルと米国がイランの核開発施設を攻撃することは「狂気の沙汰」であると、後者の外相が述べた。
「我々の核施設に対する攻撃は即座に断固とした対応を受けることになるだろうということは、はっきりと伝えてある」と、アッバス・アラクチ氏はドナルド・トランプ米大統領就任後初めてのインタビューでスカイニュースに語った。
「彼らがそんな狂気じみたことをするとは思わない。これは本当に狂気じみている。そして、これは地域全体を非常に悪い惨事へと変えてしまうだろう」
インタビューでアラクチ氏は、自国の核開発計画に対する懸念について言及した。トランプ大統領の就任後、米国はイラン核合意から離脱した。この合意は、限定的なウラン濃縮と引き換えにテヘランへの制裁を緩和する内容であった。
イランは、自国の核開発計画は民生用であると主張しているが、近年、高濃縮ウランの生産を再開したことで、欧米諸国を警戒させている。
トランプ大統領は外交的解決を望んでいると述べ、イランとの新たな合意は「素晴らしい」と述べた。しかし、アラクチ氏は、交渉を開始するにはイランに対して米国の信頼できる保証を提供する必要があると述べた。
「状況は以前とは異なり、はるかに困難だ」と彼は付け加えた。「我々の信頼を得るためには、相手側が多くのことを行う必要がある。我々は『素晴らしい』という言葉以外何も聞いていないが、それだけでは明らかに不十分だ」