
ジュネーブ:国連が火曜日発表したところによると、バッシャール・アサド政権打倒後のシリアでは、海外から帰還した28万人の難民を含め、100万人以上が故郷に戻った。
アサド大統領は12月に反体制派の攻撃で倒され、中東の国で何十年にもわたって権力を握ってきたアサド一族の支配に終止符が打たれ、2011年に勃発した内戦は反政府デモへの残忍な弾圧で幕を閉じた。
シリアの戦争では50万人以上が死亡し、数百万人が家を追われている。
アサド政権を追放したイスラム主導の反体制派は、過去と決別し、少数民族の権利を尊重することを国際社会に保証しようとしている。
「シリアの政権が崩壊して以来、28万人のシリア難民と80万人以上の国内避難民が故郷に戻ったと推定している」と、国連難民高等弁務官事務所のフィリッポ・グランディ氏はソーシャルメディアXに書き込んだ。
「早期の復興活動はより大胆かつ迅速に行われなければならないが、そうでなければ、人々は再び故郷を離れてしまうだろう」
2月中旬にパリで開催された会議では、アラブ諸国、トルコ、イギリス、フランス、ドイツ、カナダ、日本を含む約20カ国が、「シリアが主導するプロセスでの移行を成功させるために協力する 」ことに合意した。
会議の最終声明はまた、「あらゆる形態のテロリズムと過激主義」との戦いにおいて、シリアの新当局を支援することを約束した。
AFP