
カイロ:ガザ停戦交渉の仲介者の一員であるエジプトは、イスラエルから暫定段階を含む新たな停戦提案について前向きな示唆を受けたと、治安筋が木曜日にロイターに語った。
この提案は、ハマスが毎週5人のイスラエル人質を解放することを提案している、と情報筋は語った。
エジプトからの安全保障代表団がカタールに向けて出発し、同国への援助拡大や残りの人質解放を含む協議が行われると、国営アルカヘラニュースTVが木曜日に伝えた。
ガザでは、1月の停戦が2ヶ月間の比較的平穏な時期を経て、3月18日に決裂して以来、暴力がエスカレートしている。
調停に近いパレスチナ政府関係者は、最新の提案について聞かれ、「以前の提案よりよさそうなものもある」と述べた。
木曜日に打開策の発表があると思うかとの質問には「まだかもしれない」と答えた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相のオフィスからは、この提案についてすぐに返答はなかったが、スポークスマンによると、現在ドーハにはイスラエルの代表団はいないという。
イスラエルとハマスは、瓦礫と化したガザの230万人の住民に戦争からの休息を提供していた休戦協定を互いに破ったと非難した。
ハマスは、イスラエルが10月7日の攻撃で捕らえたとする250人以上の人質のうち59人をいまだに拘束しており、イスラエルは、戦闘を終結させるための恒久的な取り決めを交渉する仲介者の努力を危うくしていると非難している。
イスラエルは、ハマスがより多くの人質を解放するならば、停戦を一時的に延長することもいとわないが、戦争終結のための恒久的な交渉を行う第2段階にはまだ移行しないとしている。
イスラエルはまた、ハマスが飛び地に存在することを認めず、一時的な停戦の第一段階を延長したいと述べた。
ガザの保健当局によると、この戦闘で5万人以上のパレスチナ人が死亡したという。
ロイター