
イスラエルは金曜日、レバノンから発射されたミサイルを迎撃したと発表し、自国の安全を守るために強力に対応することを誓った。これは、イスラエルとレバノンの武装組織ヒズボラとの1年にわたる戦争に終止符を打った、不安定な休戦協定に対する最新のひずみである。
イスラエル・カッツ国防大臣は、イスラエル北部のガリラヤ地方へのミサイル発射について、イスラエルはレバノンに責任があると述べている。
「我々はガリラヤの住民の安全を確保し、いかなる脅威に対しても力強く行動する」と彼は声明で述べた。
イスラエル軍によると、2発目のミサイルはレバノン国内に着弾した。
レバノン政府やヒズボラからの即時のコメントはなかった。
イスラエルは土曜日に、国境を越えて発射されたロケット弾を迎撃したと発表した後、イスラエルの砲撃と空爆がレバノン南部を襲い、少なくとも8人が死亡した。
ヒズボラは土曜日に発射されたロケット弾の責任を否定し、発射との「つながりはない」と述べ、停戦を約束し続けた。
11月に合意された停戦協定では、ヒズボラはレバノン南部から武器を撤去し、イスラエルの地上部隊は撤退し、レバノン軍がこの地域に展開することになっていた。
この合意は、レバノン政府に南部の軍事インフラを解体し、無許可の武器を没収することを課した。
停戦により、イスラエルによるレバノンへの砲撃と地上作戦は終了し、ヒズボラによるイスラエルへの連日のロケット砲発射も停止した。イスラエルとヒズボラ双方は、互いにこの条件を完全に履行していないと非難している。
イスラエルによれば、ヒズボラは南部に軍事拠点を維持している。レバノンとヒズボラは、イスラエルは空爆を実施し、国境近くの5つの丘の上に軍隊を駐留させることで、協定に違反し続けていると述べている。
ロイター