
カイロ: アブドゥルファッターハ・エルシーシ・エジプト大統領とドナルド・トランプ米大統領は、紅海の航行を改善し、全ての当事者の経済的損失をなくすような地域の平穏を回復するための仲介努力について協議したと、エジプト大統領府が火曜日に発表した。
イランと同盟関係にあるフーシ派は、イスラエルとハマスの戦争が2023年後半に始まって以来、ガザのパレスチナ人と連帯して行動しているとして、100回以上の攻撃を海運に対して行ってきた。
攻撃は世界の商業を混乱させ、米軍はミサイルを迎撃するための高価なキャンペーンを開始した。
ホワイトハウスは3月15日以来、トランプ政権下でイエメンのグループに対する最大の軍事攻撃を続けている。
トランプ大統領は、今回の攻撃は紅海の海運を攻撃したフーシ派への対応であるとし、フーシ派の主要な支援者であるイランに対し、フーシ派への支援を直ちに停止する必要があると警告した。
3月に『アトランティック』誌のジャーナリストと誤って共有された、フーシ派に対するアメリカの戦争計画を開示するメッセージの中で、同誌内で引用されたアメリカ政府高官の一人は、トランプ大統領はイエメンの計画を承認したが、「我々はすぐにエジプトとヨーロッパに見返りを明確にする」と述べた。
エジプトの声明は、メッセージやワシントンのフーシ派に対する攻撃については言及していない。
エジプトは2023年11月以来、紅海地域でのフーシ派の攻撃による影響を受けており、船舶は近くのスエズ運河を避け、アフリカ周辺の貿易を迂回せざるを得なくなり、輸送コストが上昇している。
エルシーシ大統領は12月、この混乱により2024年のスエズ運河からの収入が約70億ドル減少すると述べた。
ロイター