• イスラエルとハマス間のガザでの戦争を一時停戦させるための交渉が今週カイロで行われたが、結果は不明
• ハニエ氏は、北部から避難している人々が地区内の居住地域に戻れるようにすることを主張した

ガザ：ハマスのイスマイル・ハニエ議長は17日、ジョー・バイデン米大統領が人質解放のための「一時停戦」を求めた翌日、ガザでの完全停戦を改めて要求した。

イスラエルとハマス間のガザでの戦争を一時停戦させるためのハイレベル交渉が今週カイロで開催されたが、その結果はまだ不明である。

カタールを拠点とするハニエ氏は、17日に発表した声明の中で、ガザでの戦闘終結を含む同組織からのいくつかの要求を繰り返した。

同氏は「レジスタンスは、停戦、占領軍のガザ地区からの撤退、抑圧的な封鎖の解除、避難民への安全な住居の提供以外のいかなることにも同意しない」と述べた。

ハニエ氏は、北部から避難している人々が地区内の居住地域に戻れるようにすることを主張した。彼はまた、イスラエルで長い刑期を言い渡されたハマスの囚人の釈放を求めた。

16日にバイデン大統領は、ガザでの一時停戦を呼びかけ、イスラエルに拘束されている囚人と人質を交換するという合意案のもとで、パレスチナ自治区から人質を解放するよう求めた。

「捕虜を脱出させ、人質を脱出させるためには、一時的な停戦が必要だー強くこう感じている」とバイデン大統領はホワイトハウスにおいて語った。

バイデン大統領はまた、この件に関してイスラエルのネタニヤフ首相と「広範囲にわたって」話し合い、交渉は「進行中」であると付け加えた。

ネタニヤフ首相は以前、ハマスの「奇妙な要求」を拒否していた。

今週初め、ウィリアム・バーンズCIA長官は、イスラエルのモサド情報機関のトップであるデビッド・バルネア氏とのカイロでの会談に参加した。この会談は、エジプトとカタールが仲介した。

ガザで拘束されている人質のイスラエル人家族は、捕虜の解放を確保するための合意に達するよう、ネタニヤフ首相への圧力を強めている。

イスラエル政府関係者によると、10月7日のハマス過激派によるイスラエル攻撃の際、約250人の人質がガザ地区に連行され、そのうち約130人が現在も拘束されているという。

12月1日に終了した1週間の停戦中に100人以上が解放されたが、人質のうち30人が死亡したとみられている。

12月には3人の人質がイスラエル軍兵士に誤って殺害されたが、軍事作戦で救出された者もいる。

イスラエルの数字に基づくAFP通信の集計によれば、10月7日の攻撃自体によって、イスラエルでは約1160人が死亡した。

ガザの保健省によれば、それ以来イスラエルが執拗に続けている軍事攻撃により、少なくとも2万8858人が死亡し、その大半が女性と子どもだという。

AFP