



エジプト、エル・アリーシュ: エマニュエル・マクロン仏大統領は火曜日、戦火に見舞われたパレスチナ自治区への物資の重要な中継地であるエジプトのエル・アリーシュ市を訪問し、ガザへの迅速な援助再開を「最優先事項」と訴えた。
マクロン大統領は、ガザとの国境付近で「今日の状況は耐え難い」と述べ、「できるだけ早く人道支援を再開すること」を求めた。
ガザの住民240万人のほぼ全員が、パレスチナのイスラム主義組織ハマスが率いるイスラエルへの攻撃(2023年10月7日)に対抗して開始されたイスラエルの壊滅的な軍事作戦によって、何度も避難を余儀なくされている。
イスラエルは、約2ヶ月にわたる停戦の後、3月18日にガザへの攻撃を再開した。
3月2日以降、停戦第一段階が終了した後の停戦の進め方をめぐってハマスと意見が対立したため、同領土への人道支援の入国をブロックしている。
ドナルド・トランプ米大統領が同領土を占領し、パレスチナ住民を追い出して「中東のリビエラ」と呼ぶ再開発を提案していることについて聞かれると、マクロン氏は「これは不動産プロジェクトではない」と答えた。
「現実には200万人が閉じ込められている。何ヶ月も何ヶ月も爆撃を受け、ひどい戦争の末、何万人もの人々が命を失った」
「何万人もの子供たちが、家族もなく切り刻まれている。ガザについて話すとき、私たちが話しているのはこのことだ」
マクロン大統領は、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ氏とともに、ガザ地区の西50キロにある港湾都市の病院を視察し、医療関係者やガザから避難してきた傷病のパレスチナ人と面会した。
患者に贈るための赤いバラの花束を携えたフランス大統領は、いくつかの病棟や子どもたちの遊び場を訪れた。
同大統領の事務所によると、今回の訪問は、イスラエルに「ガザへの人道物資の搬入のための交差点の再開」を求める圧力をかけることが目的だったという。
また、国連とパレスチナの救助隊によれば、15人の医療従事者と援助活動家が死亡した先月のイスラエルの攻撃を非難した。
マクロン大統領は、「何よりも、人道支援活動家は、紛争に介入する際には保護されなければならない」
救急部の医師マフムド・モハマド・エルシャール氏、2023年10月にガザ戦争が始まって以来、この病院では約1,200人のパレスチナ人患者を治療してきたと述べた。
「100人の患者を受け入れる日もあれば、50人の患者を受け入れる日もある」とエルシャール氏は述べ、多くの患者が手足を切断されたり、目や脳に怪我を負ったりしていると付け加えた。
カイロでは、マクロン、エルシーシ、ヨルダンのアブドゥラー2世の3首脳が停戦への「即時復帰」を求めた。
3首脳は月曜日に会談し、戦争とガザの240万人の苦しみを軽減するための人道的取り組みについて話し合った。
月曜日に発表された共同声明の中で、複数の国連機関の代表は、多くのガザ住民が「閉じ込められ、爆撃を受け、飢餓状態に陥っている。
AFP