
モスクワ:カタール首長シェイク・タミム・ビン・ハマド・アル=タニは木曜日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談し、イスラエルが1月のガザ停戦合意を守らなかったと述べた。
「ご存じのとおり、数ヶ月前に合意に達したけど、残念ながらイスラエルはこの合意を守らなかった」と、この合意の重要な仲介者であるカタールの首長は述べた。
カタール、エジプト、米国が仲介したイスラエルとハマス間のガザ停戦は、1月19日に発効し、2013年10月7日にパレスチナの過激派がイスラエルを攻撃したことをきっかけとした15ヶ月以上にわたる戦闘をほぼ停止させた。
停戦の初期段階は3月初めに終了したが、両側は次の一歩について合意できなかった。イスラエルは3月18日、以前に援助の入域を停止した後、ガザ地区全域で空爆と地上攻撃を再開した。
イスラエルは水曜日、拡大する攻勢の中でガザの30%を緩衝地帯に転換したと発表した。
シェイク・タミムは、カタールは「パレスチナ人民、特にガザの苦難を終わらせる合意に達するため、見解の橋渡しに努める」と述べた。
プーチン大統領は、カタールの「パレスチナ・イスラエル紛争解決のための真剣な努力」を認め、紛争での死者を「悲劇」と表現した。
「長期的な解決は、国連決議に基づき、まず第一に二国家解決の確立に結びついたものでなければならない」と付け加えた。
ハマスが支配するガザの保健省によると、イスラエルの新たな攻撃により、これまでに少なくとも 1,691 人が死亡し、戦争開始以来の死者数は 51,065 人に達し、その大半は民間人である。
AFP がイスラエルの公式統計に基づいてまとめた数字によると、2023 年 10 月のハマスによるイスラエルへの攻撃では、1,218 人が死亡し、その大半も民間人だった。
AFP