
アンカラ:イスタンブールの裁判所は金曜日、元日産会長カルロス・ゴーンがトルコ経由で日本からレバノンに脱出するのを助けたとして告発された4人のパイロット、航空会社の職員、2人の客室乗務員に対する起訴を受け入れ、裁判の日を7月3日に定めた。
国営のアナドル通信社が引用した起訴状によると、検察は4人のパイロットと航空会社職員に対して、外国人を不法に密航させた容疑でそれぞれ最長8年の禁固刑を求めている。2人の客室乗務員は、犯罪を通報しなかったとして有罪判決を受けた場合、それぞれ1年の刑期を言い渡されることになる。
2018年に東京で会計上の不正行為の申し立てで逮捕されたゴーンは、昨年末に日本で裁判を待っている間の保釈中に逃亡した。彼はイスタンブールに飛んだ後、ベイルート行きの別の飛行機に乗り込み、そこに12月30日に到着した。
トルコの航空会社MNG Jetは1月、ゴーンが逃亡時に最初に大阪からイスタンブールに飛び、次にベイルートに向かったこの2機の飛行機が違法に使用されたと述べた。同社は、従業員がゴーンの名前が表示されないように飛行記録を改ざんしたことを認めたと述べた。
起訴状には、ゴーンが身長1.70メートル(5.58フィート)の人を運ぶのに十分な大きさの「発砲スチロールで覆われた音楽機材用の箱」の中に入って密航したと考えられていると述べられていると、民間のDHA通信社が伝えた。2019年10月16日から12月26日の間に航空会社職員の銀行口座には216,000ユーロと66,000ドルの入金があったと指摘している。
4人のパイロットと2人の客室乗務員は、ゴーンを密航させた計画への関与を否定している。彼らはまた、元日産の会長が飛行機に乗っていることを知らなかったと述べたと、DHAが伝えた。
客室乗務員は尋問後に釈放されたが、会社職員と4人のパイロットは依然として拘留されている。
AP