
ポート・スーダン:スーダンの準軍事組織が日曜日、ポート・スーダンを攻撃したと軍が発表した。
即応支援部隊(RSF)は、3月に首都ハルツームの大部分を含む領土を失って以来、無人機の使用を増やしている。
アブドゥラー陸軍報道官は声明で、RSFは「オスマン・ディグナ空軍基地、ポートスーダン市内の商品倉庫、いくつかの民間施設を自爆ドローンで攻撃した」と述べた。
スーダンの紅海沿岸にある同市では死傷者は出なかったが、「被害は限定的」だったという。
AFPの画像では、ポートスーダンの空港周辺から煙が立ち上っており、ハルツーム郊外にある最も近いRSFの拠点から約650キロ離れている。
ポートスーダンの南約500キロ、エリトリアに近い東部の国境の町カサラでは、目撃者によると、3機のドローンが日曜日に2日連続で空港を攻撃した。
ポートスーダンのAFP特派員によると、空港から約20キロ離れた自宅は、日曜日の早朝に爆発音が聞こえたため揺れたという。
ある乗客は空港からAFPに、「飛行機に向かう途中だったが、すぐに避難させられ、ターミナルから連れ出された」と語った。
ソーシャルメディア上では、AFPがすぐには確認できなかったものの、大きな爆発に続いて爆心地から煙が立ち上る様子を映した動画が共有された。
政府筋がAFPに語ったところによると、戦争が始まって以来、同国の主要な入国港であるポートスーダンを発着する便は、追って通知があるまで運休した。
ポートスーダンとカッサラの空港へのまれな攻撃は、RSFがドローンによる攻撃の範囲と頻度を拡大する中で起こった。
モハメド・ハムダン・ダガロ率いる準軍事組織は、スーダンの事実上の指導者アブドゥルファッター・アル・ブルハン将軍が率いる正規軍と、数万人が死亡し1300万人が根絶やしにされた壊滅的な戦争で戦ってきた。
戦争の初期、政府はハルツームからポートスーダンに移転した。
国連機関も事務所とスタッフをポートスーダンに移し、何十万人もの避難民が戦争からの避難を求めた。
この紛争により、アフリカで3番目に大きな国であるスーダンは事実上分裂している。
陸軍は中央部、東部、北部を支配し、RSFは広大なダルフール西部のほぼ全域と南部の一部を制圧している。
軍の戦闘機がないため、RSFはその場しのぎを含むドローンに空軍力を頼っている。
AFP