
オスロ:軍が管理する拠点でガザへの人道支援物資の配給を引き継ぐというイスラエルの計画は、「基本的に人道主義の原則に反する」と、ノルウェー難民評議会(NRC)の代表は月曜日、AFPに語った。
イスラエルの安全保障内閣は、3月2日以来イスラエルによる完全封鎖下にあるガザには「現在十分な食料がある」と述べ、ガザでの「人道的配給の可能性」を一晩で承認した。
ヤン・エーゲランド氏はAFPに対し、「人道主義の原則に根本的に反することはできないし、するつもりもない」と述べた。
彼は、「国連機関、その他すべての国際人道団体、NGOは、イスラエル内閣とイスラエル軍から出たこのアイデアに参加することにノーと言っている」と述べた。
イスラエルはハマスが人道援助を横流ししていると非難しているが、ハマス側はこれを否定している。
エーゲランド氏は、イスラエル政府は「南部に集中するいくつかの拠点への援助のみを許可することで、援助を軍事化し、操作し、政治化したいのだ」
「そうなれば、人々は援助を受けるために移動せざるを得なくなり、民間人の飢餓が続くことになる。われわれはそのようなことには関与しない」
「苛烈な武力紛争において、一方が他方の市民をコントロールし、操作し、援助を配給しようとするならば、それは我々が支持するすべてに反する」と強調した。
一方、国連人道問題調整事務所(OCHA)は、イスラエルの計画について、「移動能力が低く、最も脆弱な人々を含むガザの大部分は、物資のない状態が続くことになる」と述べた。
国際援助団体やガザのパレスチナ人は、数週間前から現地の悲惨な人道状況を警告してきた。
国連の世界食糧計画(WFP)は、食糧在庫が枯渇し、ガザで支援している25のパン屋が小麦粉と燃料の不足のために閉店したと発表した。
AFP