
エルサレム:ハマスの武装組織は土曜日、ガザ地区で生きている2人のイスラエル人質を映したビデオを公開した。
イスラエルのメディアは、日付の入っていないビデオに映っている2人を、エルカナ・ボーボットさんとヨセフ・ハイム・オハナさんだと特定した。彼らは、ハマスによる2023年10月7日のイスラエル攻撃で誘拐され、戦争を引き起こした。
ハマスのエゼディン・アル・カッサム旅団が公開した3分間のビデオには、人質の一人、メディアによって36歳のボーボットさんと特定された人物が、目に見えて衰弱し、毛布にくるまって床に横たわっている様子が映っている。
コロンビア系イスラエル人であるボーボットさんは、ハマスの攻撃当日のビデオ映像で、縛られ顔を負傷していた。先月、彼のビデオが公開された後、彼の家族は彼の健康状態について「非常に心配している」と述べた。
Hamas releases a new video featuring two Israeli hostages. pic.twitter.com/IEaD2VbqW7
— Clash Report (@clashreport) May 10, 2025
二人目の人質はオハナさん(24歳)とされ、ビデオの中でヘブライ語で話し、イスラエル政府にガザでの戦争を終わらせ、残りの捕虜全員の解放を確保するよう求めている。
音楽祭の会場からパレスチナ武装勢力に拉致されたボーボットさんとオハナさんは、2023年の攻撃以来ガザで拘束されている58人の人質のうちの1人で、イスラエル軍が死亡したと発表している34人も含まれている。
ハマスもまた、2014年の戦争で死亡したイスラエル軍兵士の遺体を保持している。
イスラエルは、数十人の人質が解放された2ヶ月間の停戦後、3月18日にガザ地区全域で軍事攻撃を再開した。
停戦が崩壊して以来、ハマスが人質のビデオを何本も公開しており、その中には土曜日のビデオに登場した2人の人質も含まれている。
イスラエルは、この新たな攻撃はハマスに残りの捕虜を解放させるのが目的だと言うが、批判的な人々は、彼らを命の危険にさらすことになると非難している。
ハマスによる2023年10月の攻撃では、AFPの公式集計によれば、イスラエル側で1,218人が死亡した。
ハマスが統治するガザの保健省は土曜日、イスラエルがガザでの作戦を再開して以来、少なくとも2701人が死亡し、戦争勃発以来の死者数は全体で5万2810人に上ると発表した。
AFP