
ガザ地区、デイル・アル・バラ: 地元の保健当局によれば、イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区で10人が死亡した。
空爆のうち2回は南部のハーン・ユーニスでテントを直撃し、それぞれ2人の子どもとその親が死亡した。ナーセル病院によれば、他の攻撃でも子供1人と自転車に乗っていた男性1人が死亡したという。
イスラエルは、ハマスに人質を解放させることを目的とした圧力戦術だとして、10週間以上にわたって、食料、医薬品、緊急避難所を含むすべての輸入品をガザから封鎖している。イスラエルは3月に攻撃を再開し、30人以上の人質の解放を促していた停戦を打ち砕いた。
援助団体によれば、食料の供給が不足し、飢餓が広がっているという。
イスラエル軍は、武装勢力のみを標的にしており、民間人に危害を加えないようにしているという。イスラエル軍は、19ヶ月に及ぶ戦争で民間人が死亡したのは、ハマスが人口密集地に潜伏しているからだと非難している。今回の空爆について、イスラエルからのコメントはない。
ドナルド・トランプ米大統領は、イスラエルの行動を全面的に支持すると表明しているが、今週はサウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦を訪問することになっており、イスラエルは含まれない。
戦争は、ハマス率いる武装勢力が2023年10月7日にイスラエル南部を攻撃し、民間人を中心に約1200人が死亡、251人が人質に取られたことから始まった。停戦合意やその他の取引で残りのほとんどが解放された後も、59人の人質がまだガザ内におり、そのうちの約3分の1は生存しているとみられている。
イスラエルの攻撃により、ガザの保健省によれば、52,000人以上のパレスチナ人(そのほとんどが女性と子ども)が死亡した。攻勢によって、ガザ地区の広大な地域が破壊され、約200万人の人口の約90%が避難した。
AP