• サウジアラビアのクラブとの試合は、ピッチサイドの横断幕と、戦死した将軍カセム・ソレイマニを称える胸像のために中止となった。

アラブニュース

ジェッダ：月曜日、イランのサッカークラブがサウジアラビアの対戦相手との試合を政治的プロパガンダに利用しようとしたため、激しい論争が勃発した。

イスファハンのナグシュ・エ・ジャハン・スタジアムで行われたAFCチャンピオンズリーグのセパハン対ジェッダのアル・イテハド戦は、イランのクラブがピッチの端から政治的な横断幕や革命防衛隊の将軍、故カセム・ソレイマニの胸像を撤去することを拒否したため、中止となった。

アルイテハドのスタッフと何人かの選手は、最初のピッチ検査で胸像と横断幕に気づき、レフェリーとアジアサッカー連盟のオブザーバーにこの問題を報告した。AFCの規則では、サッカーの試合を政治的メッセージの宣伝に利用することを明確に禁じている。連盟の役員はセパハンのスタッフに問題となるプロパガンダの撤去を求めたが、彼らは拒否。

状況を把握するために30分の遅延を要求した後、サウジアラビアのチームとスタッフはスタジアムを出て空港に向かい、サウジアラビアに戻った。

同連盟は、月曜日のグループステージ第2戦は「予期せぬ不測の事態により中止」と発表した。AFCは、選手、試合関係者、観客、そして関係者全員の安全と安心を確保するために全力を尽くすことを改めて表明する。この件は今後、関連委員会に付託される。”

サウジアラビアサッカー連盟は火曜日、アラビア語の声明で、サウジ・プロリーグ王者の「アル・イテハド・クラブへの全面的な支援を確認し、権利を守るためにあらゆる法的手段を講じる」と述べた。

クラブは、「アル・イテハド・クラブは、この決定の経緯を追跡調査し、AFCに対し、規則と規定によって保証されたクラブの権利を守るよう求める」と、Xのアラビア語の投稿で述べた。

サウジアラビアとイランは3月、中国の仲介で、7年間の緊張の後、国交を再開する合意に調印した。サウジアラビアとイランのチームによるホーム＆アウェイのサッカー試合は、2016年以来中立地で行われていたが、9月に再開されたばかりである。