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国連、スーダンではさらに行うべき仕事がある

2021年11月30日、スーダンのハルツームにある大統領官邸の近くで文民政府を求めて行進する数万人のスーダンの人々。 (AP)
2021年11月30日、スーダンのハルツームにある大統領官邸の近くで文民政府を求めて行進する数万人のスーダンの人々。 (AP)
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03 Dec 2021 05:12:37 GMT9
03 Dec 2021 05:12:37 GMT9

アラブニュース

ニューヨーク/ハルツーム:国連は2日、憲法公布への努力を再確認するために、まだ多くの行うべき仕事があり、スーダン当局は緊急かつ真剣な措置を取ることが必要であると発表した。

「11月21日の合意は、憲法秩序と文民による民主的統治を完全に回復する方向に向けた最初の一歩だった」と国連のステファン・ドゥジャリク報道官は述べた。

先月合意に達した取り決めのもと、スーダンのアブダッラー・ハムドゥーク首相は自宅軟禁から解放され復職した。首相は軍のクーデターで4週間前に解任されていた。

またドゥジャリク報道官は、文民による民主的秩序につながる自由で公正な選挙への下準備のために、さらに多くの仕事が行われる必要があると述べた。

「国内および国際的な支持を得るための初めとして、当局は10月25日から恣意的に拘束している人たちを全員、至急に解放しなければならない」と同報道官は述べた。

国連は「最近の抗議行動中に抗議者に死傷者が出たことを含め、人権侵害に対する完全な説明責任も確保されなければならない」と要求した。

オマル・アル・バシール元大統領の解任に関与した軍と政治集団の間に結ばれた2019年の共同統治協定が、このクーデターにより解消された。これらの政治集団も抗議運動を組織した抵抗委員会も同様に合意を拒否している。

「スーダンの革命に関わるすべての関係者の参加がなければ、移行の道筋を決定することはできない。我々は、自由と変化の勢力(FFC)や抵抗委員会、そしてスーダン国民の間にあるその他の意見との関与を目指すハムドゥーク首相の努力を支持する」と同報道官は述べた。

また、この努力について国連はスーダン国民を支持していると報道官は述べた。「これは国連の合意ではないが、我々はすべての関係者と連絡を続けている」

バシール元大統領に対する抗議として2018年に始まった12月の重要な記念日に合わせて、さらなる抗議行動が計画されている。
その一方、スーダン担当国連特別代表兼国連スーダン統合移行支援ミッション責任者、フォルカー・ペルテス氏は、

スーダン統治議会元議長のアブドゥル・ファッターハ・アル・ブルハーン氏に面会し、国連は11月の合意を憲法秩序の回復に向けた第一歩として「慎重に歓迎」し、合意自体はこの秩序への復帰を構成するものではなく、他の重要な手順に従う必要がある、と繰り返した。

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