
カイロ:イスラエルの大規模な空爆により空港が使用不能になってから1週間以上が経過した土曜日、イランに支援されたフーシ派が保持するイエメンの首都サヌアへのフライトが再開された。
空港の責任者であるハレド・アル・シャイフ氏によれば、5月6日のイスラエルによる空爆(珍しい昼間の攻撃)は空港のターミナルを破壊し、滑走路にクレーターを残したという。少なくとも6機の旅客機が被害を受け、そのうちの3機は国営航空会社イエメン・エアウェイ(イエメニア)のものだったという。
土曜日、フーシ派のアルマシラ衛星ニュースチャンネルによると、イエメニア航空が運航するフライトが136人の乗客を乗せてサヌア国際空港に着陸した。
この便はヨルダンの首都アンマンを早朝に出発したという。土曜日にはさらに3便がサヌア-アンマン間で予定されていた。
イスラエルの攻撃は、テルアビブ近郊のベン・グリオン国際空港の敷地を直撃したフーシ派の弾道ミサイルに対応するもので、フライトと周辺の交通を一時停止させた。
フーシ派は、イスラエルがガザの過激派組織ハマスと戦争している間中、ガザのパレスチナ人と連帯してイスラエルを標的にしてきた。この攻撃によりフーシ派は、イスラエルへの定期的な攻撃が可能な、イランが自称する「抵抗の枢軸」の最後のメンバーとして、国内外での知名度を上げた。
3月中旬以降、ドナルド・トランプ大統領率いる米軍は、フーシ派を標的とした連日の空爆キャンペーンを強化した。両者は、フーシ派が船舶への攻撃を停止する見返りとして、米国のキャンペーンを停止することで合意に達した。
しかし、アメリカとフーシ派の取引は、反政府勢力のイスラエルへのミサイル攻撃や無人機攻撃を止めることはできず、イスラエルはフーシ派が保持するイエメンの紅海の港への攻撃で対抗した。
金曜日、イスラエル軍は、フーシ派が武器を移送するためにこの2つの施設を使っているとして、ホデイダ港とサリフ港を攻撃したと発表した。フーシ派が運営する保健省は、金曜日の空爆で少なくとも1人が死亡、11人が負傷したと発表した。
AP