

イスタンブール:トルコ、米国、シリア、イラクは、シリアに収容されているダーイシュ・グループの囚人問題を解決するための作業グループを結成したと、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が木曜日に発表したコメントで述べた。
クルド人主導のシリア民主軍(SDF)は、トルコとイラクと国境を接するシリア北東部の大部分を支配しており、ダーイシュ(ISとも呼ばれる)戦闘員とその家族数千人を収容する10以上の収容所を監督している。
ドナルド・トランプ米大統領は5月14日、サウジアラビアでシリアのアフマド・アル=シャラア大統領と会談した際、シリア政府にダーイシュの囚人約9000人の「責任を負う」よう要請した。
エルドアン大統領は、シリア北部のアル・ホルなどの難民キャンプに収容されている囚人、特に女性や子どもたちをどうするかについて検討する委員会が結成されたと述べた。大統領官邸のウェブサイトに掲載された彼のコメントは、ハンガリー訪問から帰国した際に発表された。
「イラクは収容所の問題に集中する必要がある。特にアル・ホル・キャンプにいる大多数の女性と子どもたちは、イラクとシリアに属している。彼らのために必要なことをすべきだ」
2014年、ダーイシュはイラクとシリアの大部分でカリフ制を宣言し、世界中から何万人もの支持者を集めた。過激派は2017年にイラクで、2019年にシリアで、アメリカ主導の連合軍によって敗北した。
同グループに関係する数万人がイラク国境に近いアル・ホルキャンプに連行された。
ダマスカスの政府が収容所を掌握することが予想されるが、この動きはシリアのクルド人勢力を統合しやすくするとエルドアン氏は述べた。
シリアのクルド人戦闘員は、5月12日にトルコに対する40年にわたる反乱の後、解散と武器の放棄に合意したクルド労働者党(PKK)と関係がある。
AP
2025年4月18日、北東部ハサケ州のダーイシュグループの容疑者の親族を収容しているクルド人経営のアル・ホルキャンプで警備に当たるシリアのクルド人戦闘員。
(AFP)