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イラン、米国との核合意のためのウラン濃縮一時停止を拒否

ファイル写真: 第5回米・イラン協議が行われているオマーン大使館を後にするイラン代表団メンバー(2025年5月23日、イタリア・ローマにて)。(ロイター)
ファイル写真: 第5回米・イラン協議が行われているオマーン大使館を後にするイラン代表団メンバー(2025年5月23日、イタリア・ローマにて)。(ロイター)
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26 May 2025 07:05:57 GMT9
26 May 2025 07:05:57 GMT9

ドバイ:イラン外務省報道官は月曜日、米国との核合意を確保するためにウラン濃縮を一時的に停止することは検討しないと述べ、ワシントンとの第6回協議の日程はまだ決まっていないと付け加えた。

ワシントンとテヘランの交渉は、イランの核開発への野望をめぐる数十年にわたる論争を解決することを目的としており、イランのウラン濃縮問題に関して、双方は公の場で厳しい態度をとっている。

イランが合意に達するために濃縮を3年間凍結する可能性があるとの報道について問われたエスマイル・バガエイ報道官は、記者会見で 「イランはそんなことは決して受け入れない」と述べた。
バガエイ報道官はまた、米国との暫定的な核合意の可能性を否定し、最終合意に向けた一時的な措置として暫定合意が検討されているというメディアの報道を否定した。

ドナルド・トランプ大統領は日曜日に、アメリカの交渉担当者は週末にイランの代表団と「非常に良い」協議を行ったと述べた。

イランは、次の協議の時期について、仲介者のオマーンからの更なる詳細を待っている、とバガエイ氏は述べた。

「アメリカ側の好意があれば、われわれも楽観視しているが、イランの権利を抑制することが目的であれば、協議はどこにも進まないだろう」と彼は付け加えた。

双方にとって利害関係は大きい。

トランプ大統領は、テヘランが核兵器を製造し、地域の核軍拡競争を引き起こし、イスラエルを脅かす可能性を抑えたいと考えている。イラン側は、核開発は民生目的のみだと主張し、石油を基盤とする経済に対する壊滅的な制裁から解放されることを望んでいる。

ロイター

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