
ジュネーブ:スーダンの北ダルフール州エル・ファシールに食糧を輸送していた国連輸送隊が夜間に攻撃を受けたと、国連児童基金(ユニセフ)のスポークスマンが火曜日にロイター通信に伝えた。
ユニセフのスポークスウーマン、エヴァ・ハインズ氏は質問に対して、「昨夜、北ダルフールのアル・コマで、エル・ファシールへの移動の許可を待っていた WFP とユニセフのトラックからなる輸送隊が攻撃を受けたという情報が入っている」と述べた。
彼女は、攻撃の責任者や死傷者の詳細については明らかにしなかった。
スーダン軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」との 2 年間にわたる内戦では、援助物資が頻繁に交戦に巻き込まれ、人口の半分以上が危機的な飢餓状態に陥っている。
RSF の援助委員会は声明で、地元活動家たちと同様、スーダン軍による空爆を非難した。スーダン軍はコメントの要請に応じなかった。
アル・コマは RSF によって支配されており、今週初め、ドローンによる空爆で複数の民間人が死亡したと、現地の活動家たちが伝えている。
北ダルフール州の州都エル・ファシールでも、飢饉の状態が報告されている。戦闘と、双方が設置した援助物資の配送の妨害により、物資の供給が遮断されている。
今回の攻撃は、ここ数日間に発生した一連の援助施設への攻撃の最新の事例だ。先月末、エル・ファシールにある国連世界食糧計画(WFP)の施設が RSF によって繰り返し砲撃され、北コルドファン州のエル・オベイド病院も攻撃を受け、数人の医療関係者が死亡している。
ロイター