
ロンドン:ガザで働いていた英国の外科医は、パレスチナ自治区でイスラエル兵以外で武器を所持している人を一度も見たことがないと言っている。
ヴィクトリア・ローズ医師はスカイニュースに対し、ガザでの爆撃キャンペーンが「実際に激化」し、住民が「絶望の淵に立たされている状態だ」と述べた。
病院は国際法で保護されているにもかかわらず、2023年10月に戦争が始まって以来、イスラエルによって頻繁に標的とされてきた。
イスラエル国防軍は、病院はハマスによってしばしば拠点として使用されていると主張しているが、英国国民保健サービスの形成外科医は、その事実を示す証拠はまったく見当たらない、と述べた。
ローズ医師は、テレビ番組「サンデー・モーニング・ウィズ・トレバー・フィリップス」で、「私が勤務したどの病院でも、軍服を着た人や武器を持った人を治療したことも、見たこともない。ガザで軍服を着て武器を持った人を見たのは、イスラエル国防軍だけだ」と述べた。
彼女は、ガザの医療従事者に戦争がもたらしている被害は壊滅的だと述べ、次のように付け加えた:「多くのパレスチナ人の同僚が、この戦争を続けるなら死を選ぶと私に言っていた」
ガザの公衆衛生状況は、イスラエル軍が数ヶ月間、重要な援助物資の入手を阻止していることで悪化し続けている。
ローズ氏は、ガザでは栄養失調が深刻な問題であり、特に子供たちに顕著だと述べた。彼女がガザにいた際、「感染率が急上昇していた」と付け加えた。
「私たちは多くの避けられたはずの死を目撃した。西欧諸国にいたなら防げたはずの敗血症で多くの小さな子供が命を落とした」