
パリ:パレスチナ大統領マフムード・アッバス氏は、ハマスは「武器を明け渡さなければならない」と述べ、「パレスチナ国民を保護するための国際部隊の派遣を求めた」、とフランスが火曜日に発表した。
アッバース大統領は、今月、イスラエルとパレスチナの二国家解決に関する会議の共同議長を務めるフランスのエマニュエル・マクロン大統領とサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子宛てに書簡を送り、ガザの戦争を終わらせ、中東の平和を実現するために必要な主な措置を概説した。
「ハマスはもはやガザを支配することはできず、武器と軍事力をパレスチナ治安部隊に引き渡さなければならない」とアッバース大統領は書簡で述べた。
また、「(国連)安全保障理事会の委任を受けた安定化・保護ミッションの一環として、アラブおよび国際部隊の派遣を要請する用意がある」と述べた。
今月下旬に国連本部で開催される会議は、二国家解決案の復活を目指すものとなる。現在、パレスチナ領土の大部分はイスラエルが支配している。
「我々は、明確かつ拘束力のあるスケジュールの中で、国際的な支援、監督、保証のもと、イスラエルの占領を終わらせ、すべての未解決の問題と最終的な地位の問題を解決する和平協定を締結する用意がある」とアッバース氏は書簡で述べた。
「ハマスは、すべての人質と捕虜を直ちに解放しなければならない」とアッバース氏は付け加えた。
エリゼ宮は声明で、「二国家解決の実施に向けた真摯な意思を示す、具体的かつ前例のない約束」を歓迎した。
マクロン大統領は、パレスチナ国家の承認に「決意」を表明する一方、ハマスによる「非軍事化」など、いくつかの条件も提示している。
アッバース氏は書簡の中で、パレスチナ自治政府改革へのコミットメントを再確認し、国際社会の支援の下、「1年以内に」大統領選挙と総選挙を実施する意向を表明した。
「パレスチナ国家は、その領土の安全を独占的に確保すべきであるが、軍事国家になる意図はない」と述べた。
フランスは、2023年10月7日にパレスチナの過激派組織ハマスがイスラエルを攻撃した後も、二国家解決を長年にわたり支持してきた。
しかし、パリがパレスチナ国家を正式に承認すれば、それは大きな政策転換となり、外国のそのような動きは時期尚早だと主張するイスラエルを敵に回すリスクがある。
AFP