
エルサレム:パレスチナ系のイスラエル議会議員のアヤマン・オデ氏は日曜日に、イランのミサイル攻撃でタムラ市で4人が死亡した事件を受け、政府がアラブ系イスラエル人コミュニティに十分な防空壕を提供していないと非難した。
「残念ながら、国家は依然として血と血を区別している」と、オデフ氏は主にアラブ系住民3万7000人が住む同市を視察した後、Xで述べた。
同市では、イスラエルがイランの軍事施設と核施設に対する前例のない攻撃に報復して発射したミサイルにより、住宅が破壊された。
「昨日、4人の民間人が死亡した:マナル・アル=カッセン・アブ・アル=ヒジャ・ハティブ(39歳)、その2人の娘ハラ(13歳)とシャダ(20歳)、および親族のマナル・ディアブ・ハティブ(41歳)さんだ」とオデフ氏は述べ、さらに「数十人が負傷した」と付け加えた。
現場にいた AFP 記者によると、イスラエル・ガリラヤ地方にあるこのコミュニティでは、自動車や建物も攻撃によって被害を受けた。
「タムラは村ではない。公共の避難所がない」とオデ氏は述べ、これは「地方自治体」の 60% に当てはまる、と付け加えた。地方自治体とは、イスラエルが、都市として正式に登録されていないコミュニティ(その多くはアラブ系イスラエル人の)を指す用語だ。
アラブ系イスラエル人は、1948年のイスラエル建国後に現在イスラエル領内に残ったパレスチナ人で、同国人口の約20%を占める。
この地域は、イスラエルのユダヤ人多数派から差別を受けていると頻繁に主張している。
イスラエルとイランが史上最も激しい対立に直面する中、10年以上共産党議員を務めるオデ氏は、「アラブ人とユダヤ人を区別しない前例のない破壊の脅威」を警告した。
また、政府がパレスチナ系市民を「放置」していると非難した。
日曜日の夜、ソーシャルメディアで共有された動画が物議を醸した。動画には、タムラにミサイルが落下する中、ヘブライ語で喜ぶ家族たちの様子が映っていた。
AFP の記者によると、一部のアラブ人地区でも、イスラエルに向けて発射されたミサイルが歓喜で迎えられたとのことだ。
AFP