
イスタンブール:トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は水曜日、6 日間に及ぶイスラエルの爆撃に対して、イランには自己防衛の「正当な」権利があると述べた。
トルコ大統領は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を「この地域の安全に対する最大の脅威」と表現した翌日に、「イランがイスラエルの暴行や国家テロから身を守ることは、ごく当然の、合法かつ正当な権利だ」と述べた。
長距離爆撃は金曜日の早朝に始まり、イスラエルが大規模な空爆を開始したのに対し、イランはミサイルやドローン、超音速ミサイルを含む反撃を行った。
「これらの攻撃は、イランの核交渉が行われている最中に計画されたものだ」とエルドアン大統領は述べた。
「核兵器を保有し、国際ルールを認めないイスラエルは…交渉の終了を待たずに、結果を待たずにテロ行為を行った」と付け加えた。
イランは、核施設や軍事施設を標的としたイスラエルの攻撃により、少なくとも 224 人が死亡したと発表している。一方、ネタニヤフ首相の事務所によると、イランのイスラエルへの攻撃により、少なくとも 24 人が死亡、数百人が負傷した。
「我々は、イスラエルによるイランへのテロ攻撃を注視している。すべての機関が、これらの攻撃がトルコに及ぼす影響について、厳戒態勢を敷いている」とエルドアン大統領は述べた。
「あらゆるシナリオに備えて準備を進めている」と述べた。
「誰も私たちを試すようなことはすべきではない。この地域において、他国の領土を奪うような意図はまったくない」と付け加えた。
この発言に対して、イスラエルのギドン・サール外相は、トルコがシリアと、北半分を支配する分断されたキプロス島に存在していることを指摘し、鋭い反論を展開した。
「帝国主義的な野心を隠さない者が、シリア北部を侵略し、キプロス北部を違法に占領しながら、道徳や国際法の名のもとに語ることは特に皮肉だ」とサール氏はXに投稿した。
「少しの自己認識があれば役立つだろう」と付け加えた。
月曜日にエルドアン大統領は、イスラエルとイランの空戦を踏まえ、「抑止力を強化する」ため、防衛産業に対して中距離および長距離ミサイルの生産を増強するよう命じたと述べた。
AFP