• この事件は、12 月にバシャール・アサド大統領が追放されて以来、ダマスカスで発生した最初の自爆テロだ。

アラブニュース

ダマスカス：シリアの首都ダマスカスのドゥエラ地区にあるマル・エライアス教会で日曜日に自爆テロが発生し、少なくとも22人が死亡、50人以上が負傷した。

この事件は、12月にバシャール・アサド政権が倒れて以来、ダマスカス市内での最初の自爆テロとなった。

シリア内務省は、自爆テロ犯はダーイシュのメンバーであると発表した。同省は声明で、犯人は教会に入り、発砲した後、爆発物入りベストを爆発させたと付け加えた。

匿名を条件として話した治安当局者は、自爆した犯人を含む 2 人の男が攻撃に関与したと述べた。

シリアの国営通信社は、保健省の発表として、死傷者の暫定的な数は9人死亡、13人負傷と伝えた。

シリアの民間防衛組織「ホワイトヘルメット」が現場からライブ配信した映像には、血まみれの床や粉々になった教会の席や石造りの建物など、教会内の破壊の様子が映し出されていた。

1月に暫定政権のトップに就任する前にアサド大統領に対する攻撃を指揮したアフメド・アル・シャラア大統領は、在任中は少数派を保護すると繰り返し表明している。

シリア外務省は、この攻撃は多宗教・多民族国家における共存を揺るがす試みだと述べた。シリアは「キリスト教コミュニティのメンバーを標的としたこの犯罪行為は、国民間の共存を揺るがし、国を不安定化させる絶望的な試みだ」と声明で述べた。

トルコ外務省は、ダマスカスでの「卑劣な」攻撃は、シリアの安定と治安の回復に向けた取り組みを混乱させることを目的としたものだと述べた。

同省は声明で、「シリア政府とその国民は、団結と連帯を維持し、国内に混乱をもたらそうとするテロ組織との戦いを断固として継続すると確信している」と述べ、トルコはシリアを引き続き支援すると付け加えた。

国連シリア担当特別代表のゲイル・ペデルセン氏は声明で、この攻撃を「最も強い言葉で非難」した。

同氏は、この「凶悪な犯罪」に対して「憤慨」を表明した。

声明によると、ペデルセン氏は、シリア暫定当局がこの攻撃をダーイシュの犯行と断定したことを受け、当局による徹底的な調査と対応を求めた。

ペデルセン氏は、すべての人々に「シリアにおけるテロ、過激主義、扇動、あらゆるコミュニティを標的とする行為を拒否する」ために団結するよう呼びかけた。

また、犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表し、負傷者の回復を願った。

AFP