
カイロ:エジプト北部で金曜日に起きた交通事故で19人が死亡し、その大半は日雇い労働者として働いていた10代の少女たちだったと、国営メディアが報じた。
国営紙「アハバル・アル・ユーム」によると、カイロの北約100キロメートル(60マイル)にあるナイルデルタの村カフール・アル・サナブサから、労働者たちを職場へ運んでいたミニバスがトラックと衝突した。
別の国営日刊紙アル・アハラムが発表した死亡者の名前と年齢のリストによると、労働者の大半は10代で、そのうち2人は14歳だった。
エジプトのメディアは、少女たちを「日々の糧のために命を落とした殉教者」と称した。
エジプトでは交通規則の施行が不均一で、多くの道路が荒廃しているため、交通事故が頻発している。
事故には、過密状態のミニバスで通勤する未成年の労働者が巻き込まれることが多い。
公式統計によると、エジプトでは少なくとも 130 万人以上の未成年者が何らかの形で児童労働に従事している。
AFP