
ベイルート:レバノン保健省によると、イスラエルがレバノン南部を攻撃し、3人が死亡した。イスラエルとイランが支援するヒズボラとの停戦にもかかわらず、新たな攻撃が発生した。
保健省は声明で、レバノン南部のクニンで、イスラエルのドローンによる自動車への攻撃で1人の男性が死亡、さらに1人が負傷したと発表した。
イスラエル軍は、この攻撃は「テロリストのハッサン・ムハンマド・ハムディ」を排除したものだと発表し、同氏は最近の戦争でイスラエル領土に対する対戦車ミサイル攻撃の責任者であると述べた。
土曜日に発表された 2 番目の声明では、ティール近郊のマフルナでオートバイが攻撃され、「2 人が死亡、1 人が負傷した」と発表し、死亡者の 1 人は女性であると述べた。
この攻撃は、イスラエルが同国南部で攻撃を行い、1 人の女性を殺害、25 人に負傷させた翌日に発生した。
レバノンの国営通信社、ナショナル・ニュース・エージェンシー(NNA)は、この女性はナバティエの都市にあるアパートに対するイスラエルのドローンによる攻撃で殺害されたと報じた。
しかし、イスラエル軍の報道官、アビチャイ・アドレー氏はソーシャルメディアで、軍は「民間施設を攻撃対象としていなかった」と述べ、この死はイスラエルの攻撃によって発射されたヒズボラのロケットによるものと主張した。
イスラエル軍は「ヒズボラが事前に行った再建活動を特定し、同地域内のテロ関連施設を攻撃した」と発表した。
アドレー氏は、民間施設は「(火器と防衛施設)サイト内にあったロケット弾が、攻撃により発射され爆発した結果、被弾した」と説明した。
イスラエルは、ヒズボラとの1年以上に及ぶ敵対行為を終了させる目的で11月に締結された停戦合意にもかかわらず、北部隣国を繰り返し空爆している。
停戦協定では、ヒズボラは戦闘員をイスラエル国境から約 30 キロメートル(20 マイル)離れたリタニ川北部に撤退させ、レバノン軍と国連平和維持軍をこの地域の唯一の武装勢力として残すことになっていた。
イスラエルは、同国から軍を完全に撤退させることを求められていたが、戦略上重要とみなすレバノン南部の 5 箇所に軍を駐留させ続けている。
AFP