
パレスチナ自治区、ガザ地区:ガザの民間防衛局は、土曜日に少なくとも34人がイスラエル軍の銃撃で死亡したと発表した。
AFP通信によると、民間防衛局のマフムド・バサル報道官は、イスラエル軍がガザ北部の国境交差点付近で援助物資の集配を待っていた市民に発砲し、9人が死亡、181人が負傷した。
また、イスラエル軍がガザ中心部の援助ポイント付近に集まっていた市民を狙い撃ちし、さらに6人が死亡、30人が負傷したという。
バサル氏によれば、ガザ中心部での攻撃でも複数の死傷者が出ており、南部のハーン・ユーニス近郊では無人機による攻撃で少なくとも3人が死亡、数人が負傷したという。
AFPは、ガザでのメディア規制や、ガザ全域へのアクセスが困難であることから、民間防衛やイスラエル軍が提供した犠牲者数や詳細を独自に検証することはできない。
米国とイスラエルが支援するガザ人道基金が管理する4カ所を含むガザの食糧配給所付近には、毎日数千人のパレスチナ人が集まっている。
5月下旬に開始されて以来、その活動は、援助物資の受け取りを待つ人々にイスラエル軍が発砲したというほぼ毎日の報告に悩まされてきた。
約2年前の戦争開始以来、イスラエルはガザへの物資の持ち込みを制限しているため、食糧や医薬品、病院の発電機に必要な燃料などの必需品が不足している。
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、200万人を超えるガザ住民を飢餓の淵から救い出し、パレスチナ武装勢力に拘束されている人質を解放するために、停戦に同意するよう圧力を強めている。
しかし金曜日未明、イスラエルの安全保障内閣はガザ市を占領する大規模な作戦計画を承認し、世界中に怒りの波を引き起こした。
イスラエル軍上層部からの反発や反対意見の噂にもかかわらず、ネタニヤフ首相はこの決定に対して反抗的な態度を崩していない。
金曜日の深夜、彼はソーシャルメディアに投稿し、「我々はガザを占領するつもりはない。
2023年10月7日の攻撃が戦争の引き金となったパレスチナの過激派組織は、戦闘を拡大する計画を “新たな戦争犯罪 “だと非難している。
ハマスが運営するガザの保健省によれば、イスラエルの攻撃によって61,000人以上のパレスチナ人が死亡している。
ハマスによる2023年のイスラエル攻撃では、公式発表に基づくAFPの集計によれば、1,219人が死亡した。
AFP