
ジュバ:南スーダンは水曜日、戦争で荒廃したガザ地区からパレスチナ人を移住させる計画が報道された後、イスラエルの外務副大臣が協議のために訪問したと発表した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ガザ地区からのパレスチナ人の自発的な移住を許可し、政府は多くの受け入れ候補国と話し合っていると述べた。
受け入れ国のひとつとされる南スーダンは、シャレン・ハスケル氏が訪問したと発表した。
声明によると、セマヤ・クンバ外相はハスケル氏と「実りある二国間対話」を行い、その中で「イスラエル国内の進展する状況」に触れたという。
両者は、より強力な二国間および多国間協力を前進させるという断固とした決意を表明した。
ジュバ政府は以前、パレスチナ人をガザから南スーダンに移住させることについてイスラエルと協議しているとの報道に対し、”根拠がない “と反論した。
ガザからパレスチナ人が南スーダンに到着する可能性は、ソーシャルメディア上でも首都の路上でも激しい論争を巻き起こしている。
「彼らは犯罪者を連れてきている。また、ガザから南スーダンにパレスチナ人を受け入れられるような土地もありません」とジュバ在住のジェームス・ロメデリ氏はAFPに語った。
また、別の地元住民は、身元を明かさないよう求めた上で、こう語った:「我々は両手を広げて彼らを歓迎する。私たちの国境には軍隊が必要であり、彼らは私たちの土地を彼らの領土に併合しようとする者と戦う手助けをしてくれるでしょう」
貧困にあえぐ南スーダンは、2011年の独立以来、治安の悪さと不安定さに悩まされてきた。
今年、同国ではサルバ・キール大統領に忠誠を誓う勢力と、リエク・マチャール第一副大統領を支持する勢力との間で数カ月に及ぶ衝突が発生した。
2013年から2018年にかけて約40万人の死者を出した両氏の支持者間の血なまぐさい戦闘が終結してから7年近くが経過した。
AFP