
カイロ: スーダンの陸軍総司令官は月曜日、中央・東部地域の支配を強化し、西部で激戦を繰り広げる中、軍に対する支配力を強化する人事異動を行い、新幹部を多数任命した。
政府を掌握するスーダン軍は、かつての政権パートナーであった準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」と2年以上にわたる内戦を戦い、世界最大の人道危機を引き起こしている。
アブドゥルファッター・アル・ブルハン将軍は、過去2年間に名声を得た数人の長年の将校の引退を発表した翌日、統合参謀本部に新たな人事を行った。
スーダンの国際的に認められた国家元首を務めるブルハンは、統合参謀本部議長のモハメド・オスマン・アル・フセイン将軍を留任させたが、新たな監察総監と空軍のトップを任命した。
日曜日に発表されたブルハン大統領令は、元ダルフール反乱軍、イスラム主義者旅団、戦争に参加した民間人、部族民兵など、軍とともに戦っている他のすべての武装グループをブルハン大統領の支配下に置くというものだった。
スーダンの政治家たちはこの決定を賞賛し、軍内の他の権力中枢の発達や、RSFのような他の並列勢力の将来的な結成を防ぐことができると述べた。
RSFのルーツは、2000年代初頭にダルフールで戦うために軍が武装したアラブ民兵である。RSFは、ダルフールでの戦闘のために2000年初頭に軍によって武装されたアラブ人民兵をルーツとし、並行組織と補給路を発達させることを許された。
政府筋によれば、今回の人事異動は、ブルハン氏がスイスでマサド・ブーロス米アフリカ上級顧問と会談し、文民統治への移行などの問題が話し合われた1週間後のことだという。
戦争は2023年4月、軍とRSFが軍統合計画をめぐって衝突し、勃発した。
RSFは首都ハルツームを含むスーダン中央部で急速に勢力を伸ばしたが、軍は今年に入って彼らを西に押しやり、ダルフールのアル・ファシールでの戦闘激化につながった。
ロイター