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エルサレムのアルアクサ・モスク構内が2カ月以上ぶりに再開

2020年6月1日、COVID-19のパンデミックのために2カ月間閉鎖された後、エルサレムのオールドシティーのイスラム教第3の聖地、アルアクサ・モスクの構内で、礼拝者が祈っている。(AFP通信)
2020年6月1日、COVID-19のパンデミックのために2カ月間閉鎖された後、エルサレムのオールドシティーのイスラム教第3の聖地、アルアクサ・モスクの構内で、礼拝者が祈っている。(AFP通信)
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31 May 2020 07:05:24 GMT9
31 May 2020 07:05:24 GMT9
  • イスラム教宗教協議会、ワクフは入場制限を解除した折、COVID-19の局所的な蔓延の速度が遅くなったことに言及した。
  • 礼拝者はマスクを着用し、個別に礼拝用敷物を持参しなければならない。

エルサレム:エルサレムのアルアクサ・モスクの構内が、2カ月半の間新型コロナウイルスのために閉鎖された後、5月31日に礼拝者と観光客のために再開された。しかし、公衆衛生当局者が局所的な感染拡大を警告しており、当局者はいくつかの予防対策を課していた。

イスラム教第3の聖地での礼拝の再開により、エルサレムのイスラム教徒たちは重苦しかった期間を締め括ることができた。イスラム教徒たちは今年、神聖な断食月、ラマダンとイド・アル=フィトルの祝日を祝ったが、アルアクサとその隣の岩のドームへの通常は日課となっている訪問はできなかった。

「このモスクが開いた後、私は再び呼吸ができるかのように感じています。神に感謝します」と、エルサレムの住民、ウム・ヒシャムさんは、他の数百人のイスラム教徒と共に早朝祈祷のために、この構内に入場した後、マスク越しに語り、眼に涙を溜めていた。

イスラム教宗教協議会、ワクフは入場制限を解除し、この構内の3月15日に閉鎖された象徴的な聖地を再開する折、COVID-19の局所的な蔓延の速度が遅くなったことに言及した。

しかし同協議会は、ここ数日イスラエルで新たな感染が急増しているので、感染リスクを減らすための対策を幾つか課していた。

礼拝者がこの聖地内か構内の屋外庭園で祈りたければ、マスクを着用し、個別に礼拝用敷物を持参しなければならない。イスラム教徒にとっては聖地として、ユダヤ教徒にとっては神殿の丘として知られている35エーカー(14ヘクタール)の構内に、入場できる人数には制限な無いようだった。およそ700人の礼拝者が、早朝祈祷に参加していた。朝遅くなって、正統派ユダヤ教徒がイスラエル警察に伴われて、ユダヤ教徒の嘆きの壁に隣接した来客用門を通って、この構内に入場した。イスラエルでは、これまで17,000人が新型コロナウイルスに感染し、284人が死亡しており、占領されたヨルダン川西岸地区では、386人が感染し、3人が死亡していた。

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