
ムハンマド・アル=シャマー
カイロ:サウジアラビアとUAEは日曜日、アブデル・ファタ・エルシシ大統領がリビアに介入する正当な権利を有していると述べたのを受け、エジプトに外交的支援を提供した。
エルシシ氏は、エジプトは、諸外国の支援を受けた「テロリストの民兵や傭兵から直接的な脅威」を受けたため、自衛する権利があったと語った。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、トリポリのファイズ・アル=サラージ首相の国民合意政府(GNA)のために戦うため傭兵をリビアに派遣した。GNAは、ロシア、エジプト、UAEに支援されたハリファ・ハフタルが率いるリビア東部のリビア国民軍(LNA)の攻勢を受けている。
エルシシ氏はエジプト軍にいかなる任務も遂行できる準備をするよう命じ、GNAに対しハフタルの部隊との現在の前線を越えないよう警告した。「もし一部の人々がスルト-ジュフラの前線を越えることができると考えているとしたら、これは我々にとって超えてはならない一線である」と彼は語った。「エジプトによるいかなる直接的な介入も、現在、国際的な正当性を得ている」という。
「我々の目標は、西部国境を保護し、リビアの安全と安定の回復を支援することだ。それはエジプトの国家安全保障の一部だからである。」
サウジアラビアは、エジプトの安全保障は王国とアラブ諸国全体の安全保障の不可欠な部分であり、リヤドはカイロがその国境と人々を過激主義から守る権利を支持すると語った。
UAE外務省は、エジプトがその安全と安定を保護することに関し、連帯と支援を確認した。UAEはまた、リビアにおける即時停戦と、「紛争を終わらせる唯一の許容できる手段」として政治的解決へのコミットメントを要請した。
リビアの独裁者アンマル・カダフィの生誕地であるスルト市は、エジプト国境から1,000 km、トリポリとリビア沿岸のベンガジのほぼ中間に位置する。首都トリポリから450km、ベンガジから600kmのところにある。ここは、国内最大の石油埋蔵地を含むリビア東部の「オイル・クレセント」にある港の管理を可能とする要衝である。
スルトはまた、LNAの主要な指令室でもあり、リビア東部地域と西部地域を結んでいる。その空港と港はリビアで最も重要な玄関口の1つとなっている。