
ベイルート: ロシアの支援するシリア政府軍とイスラム国グループの間の衝突により、わずか48時間で両陣営合わせて40人以上の兵士が死亡したと、英国の戦争監視人が土曜に述べた。
中央部にある砂漠の県ホムスでは木曜遅くから続く戦闘とロシアによる空爆により、18人の政府側兵士と26人の過激派の命が奪われたと、シリア人権監視団は述べた。
「戦闘は木曜の夜から金曜にかけて始まり」、アルスクナーの町の近くの「政府軍のいる場所を過激派が襲撃した」と、監視団の代表ラミ・アブデル・ラーマンは述べた。
イスラム国の過激主義者たちは昨年、最後に残った一片の領地を失ったにもかかわらず、シリアの広大なバディア砂漠で放浪しながら存在し続けており、定期的に攻撃を実施している。
イスラム国は2014年にシリアの大部分とイラク近隣地域で、国境を越えた「カリフの支配権」を宣言した。しかしそれに対する何度かの軍事作戦によってその原始的国家は少しずつ切り崩され、最終的にその領土は崩壊した。
シリア内戦は2011年に始まって以来、380,000人以上の死者を出してきた。反政府抗議運動の抑圧から始まったこの争いは、世界の強国と過激派たちを巻き込んで複雑な紛争へと発展していった。
AFP