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ハフタル氏がエルドアン大統領に対し、リビアに近づけば砲弾をその顔面に見舞うと警告

ハリファ・ハフタル将軍がトルコの大統領を「祖先の遺産を求めてリビアに乗り込んで来た」と非難。(AFP /ファイル)
ハリファ・ハフタル将軍がトルコの大統領を「祖先の遺産を求めてリビアに乗り込んで来た」と非難。(AFP /ファイル)
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03 Aug 2020 05:08:46 GMT9
03 Aug 2020 05:08:46 GMT9

アラブニュース

ジッダ: トルコのレジェプ・ターイプ・エルドアン大統領は日曜日、トルコの部隊をリビアから撤退しなければ武力で対抗すると警告を受けた。

警告はリビア東部の軍人ハリファ・ハフタル将軍によって発せられたものだ。ハリファ・ハフタル氏は、ファイズ・サラージ氏が指揮を取るリビアの国民合意政府(GNA)との紛争において、リビア国民軍(LNA)を率いている人物である。

エルドアン大統領は自国が支援するシリアの傭兵部隊を国民合意政府のために戦線に送り、砲撃部隊と重火器で戦局を好転させた。犠牲祭(Eid ul Adha)に際してのスピーチで、ハフタル氏はエルドアン大統領を「彼ら祖先の遺産を求めてリビアに乗り込んで来た」と非難した。

ハフタル氏は「君たちの祖先の遺産を、弾丸に替えてお迎えすると言葉を送らせてもらう」とコメント。また、リビアに進駐するするすべてのトルコ軍は、「慈悲を与えるに値しない。いかなる慈悲も得られると思うな」と語る。

我々リビア人はトルコ人の占領を一切認めないし、再び植民地化されることもないだろうとハフタル氏と言う。

イギリスのオックスフォード大学の研究者であるSamuel Ramani氏によると、ハフタル氏のトルコに対する論調が強くなっているという。

「ハフタル氏は、リビアにおける戦争は国民合意政府と足並みをそろえる過激主義やテロリストとの戦闘ではなくなり、今やリビアの主権とトルコの覇権主義的な行為から独立を守る闘いになっていると語気を強めている」

エルドアン大統領に対するハフタル氏の警告は、トルコの国防相フルシ・アカル氏とハフタルを支援するUAE外務大臣Anwar Gargash氏の間で行われたやり取りを受けてのものだ。

「UAE政府はリビアでしたこととまったく同じことをシリアでもしている。すべては記録に残されている。ふさわしい場所でふさわしい時期に報いを受けることになるだろう」とアカル氏は語る。「UAE政府に聞きたい。その敵意、そのたくらみ、その嫉妬はいったいどこからわいてくるのか」

Gargash氏はトルコに対し、アラブの問題への干渉をやめるようトルコに警告を発した。「植民地時代の幻想は、もう歴史資料の保管庫の中なのだ」とGargash氏は言う。「国家間の関係は脅しによって左右されてはならない」

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