
アラブニュース
ドバイ:アラブ諸国が大惨事に襲われたレバノンに対する人道援助の提供を急いでいる。火曜にベイルートを揺るがした大規模な爆発の影響を受けた人々を援助するため、飛行機に満載した食料や医療用品が届けられている。
安全ではない状態で港の倉庫に保管されていた硝酸アンモニウムの備蓄が原因と考えられている壊滅的な爆発は、この首都の広範囲にわたって被害の痕を残し、150人以上の死者と数千人の負傷者を出した。
重要な薬や食料品の他、子供用の栄養補助食品など40メートルトン分を積んだUAEの輸送機が、首長国連邦赤十字(ERC)の実施する援助の一環として、レバノンの首都に到着した。
「危機への対応として、広範囲の段階的人道計画が導入されました。この段階では医療用品の提供に重点が置かれ、現在の厳しい状況下に置かれたレバノンの医療施設を支援し、彼らが大勢の被災者のニーズに応えるのを助けます」と、ERC事務総長のムハンマド・アティック・アルファラヒ博士は国営通信社WAMの報道で述べた。
サウジアラビアは救援のための国際的な空輸路の最前線に立ち、これまで約200トンの医療用品と非常用品を3機の飛行機でレバノンに届けた。
エジプトでは大量の医療用品と食品を積んだ2機目の軍用機が、レバノンに向けて飛び立った。
クゥエートからも、レバノンを助けるため現在行われている救助の取り組みの一部として、医療用品と食品を満載した2機の飛行機が、ベイルートの国際空港に到着した。
クゥエートの指導者の指示で「緊急援助品を積んだクゥエートの2機の飛行機がちょうど到着したところです」と、大使館顧問のアブドラ・アルシャヒーンは述べ、支援は「この困難な時期に」継続して行われると付け加えた。