
アラブニュースジャパン
アラブ首長国連邦アルダフラ地域の統治責任者で、エミレーツ赤新月社の理事長を務めるシェイク・ハムダーン・ビン・ザイード・アール・ナヒヤーン氏は、8月4日にベイルートを襲った大規模な爆発で家族を失った孤児を支援するよう、赤新月社に指示した。
H.H Sheikh Hamdan bin Zayed Al Nahyan, the Ruler's Representative in Al Dhafra Region, and Chairman of the Emirates Red Crescent Authority, directed the authority to sponsor the orphans and care for the families of the deceased and the victims of the Beirut Port explosion.
— الهلال الأحمر الإماراتي (@emiratesrc) August 10, 2020
このイニシアチブは、レバノンで発生したこの災害の影響を軽減すべくUAEによって進行中の救援活動の一環として、爆発で家族を失ったすべての人々を対象に、あらゆる必需品を提供し、家を建て直すことを目指している。
「ハムダーン理事長は爆発以来、現地の状況と人々への影響を観察しており、常に赤新月社の上層部と連絡を取り合って、救援活動の進捗状況をフォローしています」と、赤新月社のムハンマド・アティーク・アル・ファラヒ事務局長は述べた。
アル・ファラヒ事務局長によると、赤新月社が実施している支援は、今回の災害で影響を受けた人々に必要なすべてのものを提供するというハムダーン理事長の熱意を反映したもので、特に孤児をはじめとする脆弱とされる人々に重点を置いている。
赤新月社は、ベイルートにあるUAE大使館の人道支援局と協力して、現在の優先順位付けプロセスを調整するために孤児と影響を受けた世帯の特定を行っている。
今回の壊滅的な爆発は、港の倉庫に安全な状態で貯蔵されていなかった硝酸アンモニウムが原因であると考えられ、首都の大部分に被害の痕跡を残し、150人以上が死亡、5,000人が負傷して、数十人が行方不明となっており、約30万人が家を失った。
UAEはこの爆発以降、大量の救急医薬品、食品、子供用の栄養補助食品など、支援物資をレバノンに送ってきた。
ベイルート港爆発の被害者向けに、寄付という形での意味ある支援の提供をお考えの方は、エミレーツ赤新月社救援活動を通じて行うことができる。